ヒマヒマバブル絶好調道の川柳・森川晃

本四連絡橋のルート選択6



4ー2)本四連絡橋
 明石海峡大橋を含む神戸淡路鳴門自動車道を通過するルート、瀬戸大橋を含む
瀬戸 中央自動車道を通過するルート「瀬戸大橋ルート」、西瀬戸自動車道を通
過する「西 瀬戸ルート」の3ルートである。

 神戸淡路鳴門自動車道は、兵庫県神戸市から徳島県の鳴門ICまでの区間で、
関西 から最も手前の四国へ渡るルートである。全線が4車線(垂水JCTと淡
路ICまで は6車線)の高規格高速道路である。徳島の阿波踊りの時期(ゴー
ルデンウイーク) や帰省時期には混雑することがあるがおおむね55分程度で
全線(垂水JCTと鳴門 ICの間)を通過できる。徳島県は四国の東に位置し
ているので、おおむね四国4県 のどこに向かうケースでも有効なルートになり
うる。

◆写真6
鳴門IC
奥方向は神戸淡路鳴門自動車道、左下方向は高松自動車道である。
(高速道路調査会発行「高速道路と自動車」2003年10月会報から引用。)
 瀬戸大橋ルートは岡山県と香川県坂出市を結んでいる。関西以東と四国のルー
トと しては坂出市よりの西および南の四国エリアには有効なルートになりう
る。同じ香川 県でも高松市は坂出市よりも東に位置しているので、瀬戸大橋
ルートではやや「戻 る」かたちになる。本報告では戻っても有効なケースがあ
ることも記している。本件 は後述する。

 全線が4車線の高規格高速道路である。山陽自動車道と接続する倉敷JCTと
高松 自動車道と接続する坂出JCTの間の所要時間は30分程度である。

◆写真7
瀬戸大橋
南備讃瀬戸大橋上空から岡山方向をのぞむ。
(高速道路調査会発行「高速道路と自動車」1996年9月会報から引用。)。
 西瀬戸ルートは自動車道専用道路が全通していない。本州側の起点も一般国道
2号 なので、山陽自動車道と直結していない。山陽自動車道の福山西ICで降
りて、一般 国道2号を経由して西瀬戸尾道ICから西瀬戸自動車道に乗る。生
口島北ICで降り て、一般国道317号を経由して生口島南ICで西瀬戸自動
車道に乗りなおす。

 大島 北ICで降りて、再度一般国道317号を経由して大島北ICで乗りな
おす。今治I Cで降りて、一般国道196号を経由して今治湯ノ浦ICで今治
小松自動車道に乗っ て、いよ小松JCTで松山自動車道に接続する。山陽自動
車道と松山自動車道の間に 一般道路を通過する区間は4区間である。

 福山西ICといよ小松JCTの間の所要時間は2時間10分程度である。複数
の区 間が2車線の対面通行で、交通量は少ないが高速走行ができない。また、
一般道路の 通行区間は瀬戸内海の島内区間はスムースだが、本州側の国道2号
は渋滞多発区間 で、閑散時には4キロを6分ほどで通過できる区間を、混雑時
には30分くらいかか ることもある。また、四国側の国道196号も国道2号
ほどではないがしばしば渋滞 が発生する。

 西瀬戸ルートの現況については、
2003.7.18 西瀬戸自動車道7
2003.7.16 西瀬戸自動車道6
2003.7.14 西瀬戸自動車道5
2003.7.11 西瀬戸自動車道4
2003.7.10 西瀬戸自動車道3
2003.7.9  西瀬戸自動車道2
2003.7.8  西瀬戸自動車道1
で詳述している。2004年2月現在における現況は、上記を記したとき
(2003 年7月)と変わりはない。

続く