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翌27日はオホーツク海側(北西側)海岸へとハイキングに出かけた。目指すは材木岩(ストロボチャーティー)。 紅葉した白樺林の下の森林浴し秋を感じたあとは、熊笹で覆われた道なき道をもがき歩く。 一時間ほどすると海岸に出、視界が開けた。海を挟んで知床連山がはっきりと見えた。水平線の大部分を覆っているその稜線は知床の羅臼あたりから見る国後島と驚くほど似ていた。ここでも携帯は安定してつながった。つかさず@ショットを送る。届いたかな。(アドレス間違いで届いていなかった) 砂浜、岩浜を歩いて材木岩を目指す。もったいないことにコンブが途切れることなく続いていた。また通ってからまだ間もない熊の親子の足あともそれに平行した。”ミルコ”氏はそんなわけで銃を抱えて我々を先導したのだった。 対岸から流れてくるのだろう。日本語のゴミがチラホラ見られた。 これが材木岩。ユリアちゃんと記念撮影。 彼女、通訳の腕は小学生レベルだし、強情だし、段取り悪いし、トンチンカンだが、かわいいから許せてしまう。 ちょっとしたギャグでも腹を抱えて大うけするし。 帰り、ドロ沼がいい感じのお湯(40℃ぐらい)になっているストロボスキー温泉に入り、汗を落とした。 オレが入っている間にミルコ氏、崖を這い上がり枝をどっさり取ってきて、焚き火をはじめていた。 スプーンがなかったので小枝でスプーンを作ってもいた。その間、ユリアちゃんはオレと温泉に入るのを拒否し、オレの裸の写真を撮っただけ。 最後は釣りでシメ。全然釣れず。あざ笑うかのように、10mぐらいのところで4、50cmの魚がパチャパチャ跳ねていた。 (西牟田 靖) |
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