成田空港で両親に礼儀正しく挨拶をする純平くん。
純平くんが、こうも毅然としていたのには、メラメラと燃え滾るワケがある。

ご存知、このシーン。
日本の各テレビ局で放映されただけでなく、
イラクテレビでも放映されていたのだ。

人質の立場にありながら、これらの放映を観ていた純平くんは
「日本にいるヤツら、オレの写真で儲けまくってるなぁ」と思い、
「絶対に生還して、オレも儲けるぞ」と夢と希望に満ちたのである。

しかし、純平くん、この写真の画像は、東長崎機関の画像をそのまま使ったもの
だったので、ギャラは１ディナールたりとも、我らの懐には入っていないのだ
よ。逆に、ホームページへのアクセス数激増により赤字。

そして、我ら「人間の盾団」がクッキリと写るこの写真が、週刊誌フライデー
（２００４年５月７日号）に掲載されているが、この写真によってモデル代など
貰っていないし、フライデーからは「掲載するよ」の一言もなかった。