インフラ海外拠点東ヨーロッパ

ジプシー居住区全焼

セルビア新聞社の仕事
(撮影/文、ベオグラード在住HOS吉田)


ベオグラードから車で一時間程南下したところにある町ムラデノヴァッツで、
ジプシー居住区内で火事が発生した。
居住区は全焼してしまい、僕ら取材チームが到着したときには既に、
消火から半日が経っていて、ベオグラードから赤十字の支援チームが来ていた。
撮影は2005年10月18日
消火してから半日近くが過ぎていた。原因はゴミを焼却している時に
火の粉が家に移った為。
自分の家を失ったのに、このジプシー達は妙に明るかった。
火事で家を失った家族達。赤十字の支援により近くの学校の体育館
でしばらくの間寝泊りする事になった。
この母親は途方にくれていた。話しかけても何も答えてくれなかった。
二人のジプシーは「家は失ったけど、全員助かった。赤十字も来ているし、
しばらく仕事しなくても食事をもらって生活できるから心配ない」と、言っていた。

続く