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|スンバワ島地図|
インドネシアのスンバワ島に偶然行けることになった一部分を、つたないながら 綴ってみましたが、5日間行動を共にしたうちのひとりオーストラリア人・グレン について少し、、、。 グレンは地質学者。 スンバワ島からロンボッ島にもどり、グレンのお宅に行った時にはっきりわかった。 天井の高いきれいなオフィス兼自宅。 大きなデスクにコンピュータ、壁には調査に行ったときの写真がかけてある。 SONYのオーディオ・スピーカーに、各国の彫刻物などなど、、。 |
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陽気でパワフルな、いかにも「アメリカじ〜ん」っというクリスとは違い、浜辺に散策 にいったときなどは、プラスティックの髪どめを拾って私に見せて、肩をヒョイっと すくめてみせたりした。 どこからか流れついたものだろう。元からここにあったものじゃあない。 ニューヨーク・タイムズかなんかを一人で読んでたり新聞のクロスワード・パズルを 真剣に解いていて、マデに「ここは何て入ると思う?」なんて、話してたりする。 親子ほどは年が離れていないが、マデは結構グレンのことを慕ってたりする。 火山や地質を教えてもらうのが好きらしい。 見ていて結構ほほえましい。 また、グレンはかなり茶目っ気もあって、最初に会った日 日本語しか話せない私に ワザと ”日本語ははなせるか?”と聞いて舌をぺロっと出してみせたりした。 かなり緊張していた私にはこのギャグはうれしかった。 |
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水はどこに...? スンバワ島からぐるっと、ロンボッ島の北部をまわるようにボートで帰ってきた。 海からみるロンボッ島は浜辺のすぐ近くまでパーム・ツリーが生い茂っている。 風にそよぐパーム・ツリー、そこに二重の虹がかかり、イルカが二頭背中をだして 泳いでいった。 ”あっ!ルンバルンバ(イルカ)!” なんか知らないけどとても象徴的な「絵」に思えた。 豊かな土地。豊かな北部。 それに比べ、ロンボッ南部は地盤が固く掘っても掘っても水がでないところが多い そうだ。 水はどこに...?水脈をもとめて調査をしそれをマデがインドネシア語に訳して 政府に報告したりしてるらしい。 ”なんだ、あなたたちそんな関係だったの?” ”うん、グレンはいいよ。 とても純粋なハートを持ってる。”マデが言う。 ”うん、それは私も感じたよ〜。” グレンはとても純粋なハートを持った地質学者なのでした。 |
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