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英語圏大手メディアの自衛隊報道 8

(報告:常岡千恵子)


  先頃、日本の大手メディアが取り上げない軍事の日米一体化を示す
文書を発見したので、ご紹介したい。

  どうやら日米一体化は、あの沖縄で加速度的に進んでいるようだ。
 まずは、陸上自衛隊と米海兵隊の交流を伝えた文書の要旨をご報告す
る。

。。。。。。。。。。。。。
http://www.marines.mil/marinelink/mcn2000.nsf/lookupstoryref/200592903852

『米国防総省海兵隊ニュース』              2005年9月29日付
        −日本の士官候補生、海兵隊砲術を習得


<キャンプ・ハンセン、沖縄> 9月27日、130人以上の日本の幹部候補生が、海兵隊の砲術を学 ぶために、砲兵隊を訪れた。 第3海兵師団第12海兵連隊第3大隊L砲兵隊が、日本のオブザーバ ー・プログラムの一環として、陸上自衛隊の幹部候補生を迎えた。 幹部候補生たちは、M−198 155ミリ 牽引砲のデモンストレー ションや、海兵隊の重火器や個人携行武器を含む、砲兵隊の基本戦術を 学んだ。 陸上自衛隊の第III海兵遠征軍との連絡官、アカマツ・ヒデキ陸曹長 は、「これらの若い日本人の大半は、まだ、どの分野に進みたいか決め ていない」と述べ、「幹部候補生学校は、彼らにできるだけ見聞を深めて もらい、卒業後にきちんとした見識に基づいて進路を決められるように なってほしいのです」と語った。 この日は、砲兵隊指揮官のデーヴィッド・L・パディヤ大尉のブリー フィングから始まった。 ブリーフィング後、海兵隊のL砲兵隊が、支援要請を受け、照準を定 めて、模擬の敵に対して発砲するシミュレーションを行った。 陸上自衛隊幹部候補生学校の教育主任補佐のクマシラ・マサオキ2佐 は、「学生たちは、海兵隊とのジョイント・イベントのたびに、多くを 学びます」と語った。 デモンストレーションの後で、海兵隊は幹部候補生たちに、榴弾砲の 原理を教え、MK−19 40ミリ擲弾発射器、M240G中型機関銃、 M249分隊自動火器、M16A4小銃などの使用法を教えた。 パディヤ大尉は、「こういう行事は、沖縄の人々と交流する機会を与 えてくれる」と述べ、「彼らは我々の支援が必要だし、我々も彼らの支援 が必要だ。いつか、一緒に戦うことになるかもしれない」と語った。 。。。。。。。。。。。。。 若き陸上自衛隊幹部候補生が、米海兵隊から軍事の手ほどきを受けて いる様子が伝わってくる。 自衛隊のクマシラ2佐の言葉から、こうした交流が、結構行われてい ることが推察できる。 ところで、パディヤ大尉は、"日本人"="沖縄県民"と理解してい るようだが、いかにもアバウトな米国人らしい? Special thanks to Mr Kenjiro Kato for providing me with his expertise in military affairs.

続く