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またまた、元APF通信社・ニューヨーク特派員だった坂本慎平です。 なんと山路さんが今月、立て続けに2冊目、本を出しました。 『修羅場を生き抜く力』(光文社)。一年前の不倫騒動を振り返りつつ、いま バラエティ番組やクイズ番組に出るようになった転身ぶり、その体験が赤裸々に つづられています。 山路徹不倫バブル1冊目 |
笑いを誘うタッチで書かれていますが、その行間の奥に、メディアバッシング の標的になった彼だからこそ見えてきた、メディア集中報道の危うさも読み取れ ます。メディア報道は一歩まちがえると凶器ですね。 その点で、東長崎機関と縁の深い、我が畏友・安田純平がイラクで地元の武力 勢力に身柄拘束された際、日本のメディアが展開した「自己責任論」の暴走と重 なります。 この本は、山路さんが自分自身のこと、またメディアの集中豪雨的な報道の問 題点などを取材したルポルタージュといえましょう。 (写真/文:坂本慎平) |
<なんとなく感想文> |