ヒマヒマバブル絶好調道の川柳・森川晃

あわただしい道路4



【大高】

 分流回数が多い高規格幹線道路に着目すると、やはり有料道路ではなく分合流
が簡 単に設置できる一般道路に該当区間があるようだ。国道2号岡山BP(バ
イパス)、 国道159号津幡BPなどは分合流が近接しているが、ほとんどの
分流は見逃しても 復帰は容易で、圧倒的に本線交通量が多い。

 国道23号(R23)名四国道の名古屋市南部区間は、開通当初は岡山BP、
津幡 BPのように一般国道だけの立体交差の連続だったが、知多半島道路、名
古屋高速、 伊勢湾岸自動車道と有料の高速道路(便宜上、知多半島道路も高速
道路と定義する) が接続することにより、複雑な分合流が連続する区間に変
わった。

◆地図2
名四国道(R23)大高付近の幹線道路配置図。
 名四国道(R23)下り線の共和IC(入口)合流から大高R(名古屋高速入
口) 分流までの区間に着目する。(◆模式図1を参照。)
 本線は3車線で、共和IC(入口)合流と名古屋南IC(伊勢湾岸道入口)分
流ま では加減速車線が連続する。1回目の分流(伊勢湾岸道四日市方面)から
10秒後に 2回目の分流である名古屋環状2号線(R302)への分流に至
る。(1回目の分流 は◆写真1を参照。2回目の分流は◆写真2を参照。)

◆模式図1
名四国道(R23)下り線の共和IC合流部から知多半島道路分流部までの分合
流模 式図、および、各分流部における時差。

◆写真1
名古屋市緑区大高町
No.5 名古屋南IC
名四国道(R23)下り線から伊勢湾岸自動車道西行きへの分流部をのぞむ。
上空は伊勢湾岸自動車道本線。
(2004年10月24日、著者撮影。)

◆写真2
名四国道(R23)下り線から名古屋環状2号線(R302)への分流部をのぞむ。
上空は伊勢湾岸自動車道本線と名古屋南JCT亘り線。
(2004年10月24日、著者撮影。)
 2回目の分流から37秒後に3回目の分流である愛知県道23号東浦名古屋線
への 分流に至る。(◆写真4を参照。)
 この分流までの間に名古屋環状2号線(R302)からの合流がある。(◆写
真3 を参照。)

◆写真3
名古屋環状2号線(R302)から名四国道(R23)下り線への合流部をのぞむ。
上空は名古屋南JCTの名古屋高速3号大高線分合流部。
(2004年10月24日、著者撮影。)

◆写真4
大高IC
名四国道(R23)下り線から愛知県道23号東浦名古屋線への分流部をのぞむ。
上空は名古屋高速3号大高線本線。
(2004年10月24日、著者撮影。)

続く