【高速道路の複線化】
既存高速道路に側線を追加して有効活用させるかたちには、本線を複線化する
かたちもある。本線の拡幅ではなく、本線をもう一つ追加するのである。広大な
道路用地 が必要であるため国内には見あたらない。
ニュージャージ州のI95(ニュージャージーターンパイク)の例を示す。
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◆地図NJ1
ニュージャージーターンパイクにおいて、2つの本線が独立して併走する区間と
方向 別で併走する区間の移行箇所の地図。その機能の模式図。
模式図の右側は、JR東海道線と横須賀線の戸塚駅前後の配線図。
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既存の本線も追加した本線も同じサービスを施すため、随所に相互連絡の亘り
線が設置されている。◆地図NJ1の亘り線は、複線と方向別複線との移行箇所
である。地図では機能がわかりにくいので模式化した。この構造はJR戸塚駅の
東海道線と横 須賀線の関係に似ている。
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◆地図NJ2
ニュージャージーターンパイクのニューアーク空港連絡箇所の地図。方向別に併
走す る各路線が全方向に連絡している。
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◆地図NJ3
ニュージャージーターンパイクのエリザベス市街との連絡箇所の地図。ここでも
方向 別に併走する各路線が全方向に連絡している。
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