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東海環状道工事進捗報告(土岐JCT)2



【土岐JCTの工事進捗】
 東海環状自動車道の美濃関JCTと豊田東JCTの間73.0キロは、全区間で本 
体工事が進行している。沿線の人だけがその進捗を間近に見ていたが、既存高速自動 
車国道との接続箇所でダイナミックなジャンクション構造物が見られるようになり、 
より多くの人が開通を期待することになった。
 本報告では、中央自動車道と接続する土岐JCTの工事進捗状況を報告する。

◆地図2
土岐JCT撮影位置図
図中の番号は、画像番号である。
東海環状自動車道は未開通だが、すでに工事が進行しているので計画線だけでなく、 
切り取り部分の地形まで表記されている。
また、中央自動車道の位置が土岐市街地北側の高所であることがわかる。深沢川、土 
岐川が深い渓谷であることもわかる。
(国土地理院発行25000分の1地形図「土岐」から引用。)

◆画像1
土岐市泉町久尻
東海環状自動車道 土岐JCT
深沢川オーバークロス部をのぞむ。
手前の右に低くなる梁は、東海環状道豊田方面からの分流ランプである。さらに右側 
で奥のランプをアンダークロスして本線に接続する。
(◆画像1から◆画像12まで、2003年10月1日、著者撮影。)
 土岐JCTは複雑な地形の丘陵地、渓谷に設置されるため一箇所からの視点だけで 
は、全体の構造がわかりにくい。◆画像1、2は土岐JCTの北側の深沢川上流から 
の視点である。東海環状自動車道に接続する4つのランプが深沢川の上で集まり、料 
金所のスペースに至る。

◆画像2
土岐市泉町久尻
東海環状自動車道、可児・御嵩IC方面をのぞむ。
手前は深沢川で、しばらく右岸に路盤を構築する構造で進む。

◆画像3
土岐市泉町久尻
東海環状自動車道 土岐JCT
左側の高架橋は東海環状自動車道美濃関方面からの分流ランプで、正面の左にカーブ 
する高架橋は中央自動車道から東海環状自動車道美濃関方面への合流ランプである。 
このランプは、東海環状自動車道本線をオーバークロスしている。
少しわかり難いが、手前の土工部(重機の奥)は、東海環状自動車道豊田方面からの 
分流ランプである。このランプは、この先で本線をアンダークロスして、美濃関方面 
からの分流ランプに左側から合流して中央自動車道各方面に合流する。
 東海環状自動車道に接続する4つのランプは深沢川の橋梁区間以外は、(美濃関方 
面への合流ランプの本線オーバークロス部を除いて)土工構造である。既存の山肌を 
道路の線形に合うように削り取っている。この付近には居住者がいないので、のびの 
びと施工することができる。

続く