■小牧JCTから小牧ICにかけての画像
小牧JCTは、1972年10月5日に開通した日本初の高速自動車国道同士のジ
ャンクションである。(1971年10月27日に京葉道路と東関東自動車道の宮野
木JCTが開通しているが、高速自動車国道同士ではないので、小牧JCTを初とし
た。なお、当時の宮野木JCTは湾岸方面が未開通だったため京葉道路の東京方面と
成田方面だけを連絡していたので、ジャンクションというよりは単なる分合流だった。)
その後、高速道路のネットワーク化に伴いジャンクションは全国各地に設置され
た。亘り線での高速走行を実現するためには広大な敷地が必要になる。小牧JCTは
すべての亘り線の制限速度が70キロに設定された高機能を誇っている。
ジャンクション内においても高速道路の機能低下をさせない原則は見直され、交通需
要に応じてなるべく道路用地を少なくするように交通容量の少ない(制限速度の低
い)亘り線を含むジャンクションが作られるようになった。フルジャンクションのす
べての亘り線が高機能を維持しているかたちは稀有である。
もちろん、小牧JCTはすべての亘り線で重交通を担っているので、決して過剰投
資ではなかった。
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