◆画像12
草津JCT、PA(モンタージュ)
画面左から下にかけては名神高速道路である。画面右にかけては第二名神連絡線である。
一見、単純な3枝直結ジャンクションのようだが、画面右下の名神高速道路草津PA
に近接するため名神高速道路大津方面への亘り線が二股になっている。
(JH関西WEBサイトから引用。)
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草津JCTが名神高速道路のどこに設置されるのか気になっていた。栗東ICと瀬
田東ICの間の6車線拡幅の際に草津JCTの構造物も同時に施工されて、位置を確
認することができた。なぜ気になっていたのか。設置予定箇所が草津PAに近接して
いるからである。草津PAのアプローチと交錯するので、もう少し栗東IC寄りにな
るのではないか、または草津PAと一体構造でジャンクション内にパーキングエリア
を併設するかたちにするのだろうか。
6車線拡幅により既存の草津PAも道路の外側
に移設された。このパーキングエリアは大阪に近い位置にあるため利用台数が多く満
車ぎみだった。そのため移設時に拡幅している。このとき名神高速道路沿線は工業団
地が近接していたので、外側に拡大するのではなく、道路に沿って長く拡大した。つ
まり、より草津JCTの接続に支障が生じてしまうかたちになった。
結局、草津JCTに草津PA接続ランプも組み合わせて立体交差にしている。(◆
画像12)
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◆表4
伊勢湾岸自動車道、第二名神高速道路開通による新ルートの通行料金
(岡崎ICと瀬田東ICの間)
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東名高速道路の岡崎ICと名神高速道路の瀬田東ICの間は、現状の東名高速道路か
ら名神高速道路を直通するルートで174.6キロである。この区間の料金は420
0円である。もちろん通し料金なのでTCは1回分だけしか含まれていない。伊勢湾
岸自動車道から第二名神高速道路を経由するルートは140.4キロなので、34.
2キロも短縮される。さて、通行料金は距離に比例するので、34.2キロ分(80
0円)安くなるのだろうか。
この区間の料金についても、名港トリトンの料金が効いてくる。前後の高速自動車
国道134.3キロ(岡崎ICと東海ICの間36.2キロ+飛島ICと瀬田東IC
の間98.1キロ)の通行料金3350円に700円が加算されて4050円にな
る。プラスマイナス50円の誤差があるとして、新ルートの方が100円程度安くな
る。短縮された距離に対して少なすぎるが、通行料金値下げの根拠くらいにはなりそ
うである。(◆表4)
ところで、岡崎ICと瀬田東ICの間には本線料金所は設置されない。つまり、ど
のルートを経由したか出口料金所では判断できないのである。したがって、どちらの
ルートを経由しても同じ料金に設定しておかなければならない。もし、第二名神高速
道路経由の料金が採用されれば、名神高速道路経由でも安くなる。しかし、算定した
料金格差が100円程度では、どちらの料金が採用されても前後のインターチェンジ
利用での料金矛盾※2は発生しないだろう。
もし、名港トリトンが高速自動車国道に編入されれば、140.4キロの通行料金
3550円になり、現状よりも650円安くなる。この料金が採用されると、名神高
速道路で前後のインターチェンジ利用での料金矛盾が生じることになる。料金計算が
複雑になり、徒に利用者に混乱させてしまう。通行料金は安くなるが、おそらく採用
されることはないだろう。
※2 前後のインターチェンジ利用での料金矛盾
例えば、第二名神高速道路経由の料金が3550円とすれば、名神高速道路経由の料
金も同じく3550円になる。岡崎ICから名神高速道路を西に進むと草津JCTの
手前の八日市ICまでの料金は順に高くなっていくが、次の竜王ICからは第二名神
高速道路経由と見なして安くなる。草津JCT以西は高くなるが、京都東ICまでの
料金が、43.4キロ手前の八日市ICまでの料金と変わらなくなる。
3) 2006年度以降に開通
第二名神高速道路の大津JCTと高槻JCTの間が開通して、東名高速道路の豊田
JCT以東と名神高速道路の高槻JCT以西の連絡において短絡ルートが発生する。
高槻JCT以西の第二名神高速道路は神戸JCTまで施工区間に指定されているが、
主として環境問題の解決に起因して若干遅延すると考えている。本報告では名阪間の
迂回ルートに絞っているので、高槻以西についての詳細な分析は見送る。
この開通により、ほぼ名神高速道路を経由せずに東名高速道路から大阪に至ること
ができるようになる。名神高速道路の初開通から43年以上を経ている。この区間に
も本線料金所は設置されないので、通しで1区間として取り扱う。
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◆地図2
城陽IC、JCT
左右(東西)方向が第二名神高速道路、下(南)方向が京奈和自動車道である。
(阪神高速道路公団発行リーフレットから引用。)
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◆地図3
八幡IC、JCT
左右(東西)方向が第二名神高速道路、上下(南北)方向が第二京阪自動車道である。
第二京阪自動車道は現在(2003年7月)開通しているが、短区間の部分開通のた
め地図に記されている松井IC、田辺PAともに供用していない。
(阪神高速道路公団発行リーフレットから引用。)
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