ヒマヒマバブル絶好調道の川柳・森川晃

伊勢湾岸7




◆画像8
名古屋市緑区大高町茶ノ木根
高架区間は名古屋高速大高線で、奥が名古屋南JCTである。
下は名四国道(R23)で、愛知県道23号東浦名古屋線と接続する大高ICをのぞむ。
(2003年6月30日、著者撮影。)
 東海ICから飛島ICまでが一般有料道路の名港トリトンになる。名古屋港を3つ 
の長大橋で通過する区間である。先述のようにこの区間は、第二東名、名神に組み込 
まれる前に計画され、設計、着工されたため道路の規格が若干低い。もちろん、即座 
に設計変更されたが、すでに開通していた名港西大橋(東行き)だけは間に合わなか 
った。当初の計画でも本線は6車線だったが、設定した走行速度は80キロ(設計速 
度100キロ)だったので幅員が狭い。これは各レーンの幅が狭いということではな 
く、路肩の幅が狭いのである。(◆画像10)

 西行きはフル規格(設計速度120キロ)で施工されたため、自動車の進行方向か 
ら見ると同形式の橋でも東行きが若干狭いことがわかる。◆画像10は工事中だが、 
この画像でも右側が左側に比べて狭いことがわかる。
 現在は、両方向とも制限速度100キロで運用しているが、将来は東行きの橋を拡 
幅する予定になっている。

◆画像9
伊勢湾岸自動車道、名港中央大橋
名港中央IC側から豊明方向をのぞむ。
(1996年9月27日、著者撮影。)

◆画像10
名古屋市港区金城ふ頭3
伊勢湾岸自動車道、名港西大橋
右側が1985年3月20日に開通したが、3車線分の幅員を1車線ずつの対面通行 
で供用した。
現在(2003年7月)は、左側も含めて6車線分が供用されている。
(1996年9月27日、著者撮影。)
 伊勢湾岸自動車道の全通により、東名高速道路の豊田JCT以東と東名阪自動車道 
の四日市JCT以西に短絡ルートが完成する。それぞれ1つ目のインターチェンジま 
での区間で、その料金設定について記す。
東名高速道路の岡崎ICと東名阪自動車道の四日市東ICまでの区間は、東名高速道 
路で名古屋ICまで、そこから東名阪自動車道経由で85.3キロである。この区間 
の料金は、東名高速道路が1000円、東名阪自動車道が名古屋西JCTまでの均一 
区間が500円、その先が800円で、合わせて2300円である。先述のようにT 
Cを3回支払っているが、均一区間がお得なので、決して割高な料金設定ではない。 
距離相応の料金である。伊勢湾岸自動車道経由では64.4キロなので、20.9キ 
ロも短縮される。さて、通行料金は距離に比例するので、20.9キロ分(500 
円)安くなるのだろうか。

 伊勢湾岸自動車道の東海ICと飛島ICの間(名港トリトン)は一般有料道路であ 
る。前後の高速自動車国道の通行料金とは別の通行料金が加算される。この料金は、 
先述の論理で700円である。つまり、前後の高速自動車国道58.3キロの通行料 
金1650円に700円が加算されて2350円になる。名古屋IC経由の現状より 
も50円高くなってしまう。50円単位への丸め込みは計算誤差により正確とは言え 
ないので、想定した料金にはプラスマイナス50円の誤差がある。そう考えれば、2 
300円のままとも言える。距離は短縮されても決して料金は安くならない。
 もし、名港トリトンが高速自動車国道に編入されれば、64.4キロの通行料金1 
800円になり、現状よりも500円安くなる。この減額は短縮された20.9キロ 
の料金と一致する。(◆表3)
ところで、この料金設定が採用されると岡崎ICと四日市東ICの間において経由が 
異なることにより通行料金格差が生じる。しかし、名古屋IC経由は名古屋ICで東 
名高速道路の通行料金を精算し、改めて東名阪自動車道均一区間の料金を支払い、名 
古屋西JCT以西も別の精算になる。3つの区間で別々に精算されるので、起終点が 
同じケースでの料金格差による矛盾は発生しない。

続く