ヒマヒマヒマヒマモード東長崎外(国内)北海道

戦車兵神博行の札幌散歩13

(外柵沿いから見た自衛隊)


『11戦車大隊隊舎入り口』


 そして戦車の洗車を近くの豊平川とか、中島公園で洗っていたと古参陸曹から
聴いて驚いたものだった、「シンジラレナイ!」てな感じだ。
『戦車のモータープールも見える』


 まぁ今回はローカルな話なので、真駒内近辺の方は「へぇーそうなの」と聞き
流して下さい、解らない方は地図で地名と位置関係を確認して下さい。

『行進訓練もやってるよ』


 真駒内駐屯地は戦前は軍事施設では無く、旧軍時代からの遺構は無い。牧場か
ら進駐軍の米軍が接収し軍事施設が出来た。
その後警察予備隊発足で真駒内駐屯地は隊員の教育訓練が行われたと警察予備隊
出身者に聴いた、職種も無く暴徒鎮圧の隊形訓練をしていたそうだ。
『戦車も当然ある』


 旧軍の軍歴の無い若い世代の入隊者は休憩時間に近くのパン屋におやつのパン
を買いに行かされたと話してくれた。
 この時代の入隊者を自衛隊では神代の時代と呼ぶ。
警察予備隊の1期生の入隊者は結束も固かったそうだ。
旧軍時代の兵舎に入った者は運が良く、地方では馬小屋を改修して大人数が押し
込まれたと話していた。
『砲身の無い戦車が見える』


 最近は設備も整い、生活隊舎と勤務する中隊の事務室とかとは別になっている。
毎朝生活隊舎から部隊へ通うのだ。
『砲身の無い戦車が結構あるね』
『外柵沿いを歩くといろんな物が見えるね』


 私が居た頃は生活する営内班は中隊の勤務する場所であった、生活する隊舎か
ら勤務する部隊に営内者が通うのは婦人自衛官ぐらいだった。
営外者は外から通うので今も昔も変わらない。しかし東京近辺では営外者の通勤
は私服と決められていると聴いた。札幌市内では制服を着た自衛官を当たり前に
見る、昔は新隊員の外出は制服と決められていた。
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続く