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シリア軍戦車隊の狭路突入戦術




戦車による市街地への狭路突入。
上から横から前から後ろからと格好の的となる戦車での
この突入作戦。
軍事の専門家でなくても「なんでこんな自殺行為を続けられるんだろ」って感じ
るかもしれない。
しかも、戦車隊が2列になって市街地の狭路を行く。
これがシリア軍の凄さ。 
この戦術が自殺行為になってない1つ目の理由は、これ。
市街地のあちこちに監視の目を張った上での作戦であること。 
もう1つは、戦車突入狭路の片側のビル群には、友軍の歩兵部隊が
並行して侵攻している。 
建物内を進撃する歩兵部隊は、壁をぶち抜いて前進。 
建物内をどんどん前進してゆく。
戦車部隊の前進に合わせて、
戦車隊の側面を制圧してゆく。
出過ぎないこと遅れないことが大事。
それを無線で司令部がうまく統制する。 
道路を行く戦車部隊とビル内を行く歩兵部隊の並走。
左側のビル群はまだ敵のいる可能性あり。 
屋内戦闘は、下の階を1〜2フロアー制圧すれば、戦車と空軍を持つ政府軍の勝
ちだ。ヌスラ戦線もそれをわかってるから、どんどん撤退してゆく。
ヌスラ戦線のイスラム戦士たちも、自爆したい兵士は少数派。
こんな退却トンネルを残してどんどん撤退していた。
陣地や撤退路を残したまま逃げちゃうから、作戦の基本思想がだいたいバレちゃ
うね。音波探知をうまく使えば、トンネルの出口が見当ついちゃう?そこを空爆
だよね、一般論として。

シリアで生まれた市街戦型の槍機戦術1

シリアで生まれた市街戦型の槍機戦術2


(このページのシリア戦争画像は、ユーチューブ等からのパクリです)

続く