さて、この１台で行動しているＴ−７２戦車はなにをしてるんでしょう？
ヒントは、１台行動と、爆発反応装甲が装着されていないこと。

移動する歩兵部隊の盾となることが任務でした。
車高が最も高い砲塔部分の陰に入るように横１線に並ぶ。

戦車が歩兵を守るのか、歩兵が戦車を守るのか。
相互補完ができてればベストなわけだが、
戦場はそれほど甘くもなかろう。

シリア戦争の公正報道からは、いろいろ勉強になる部分が多いわけだが、
歩兵の軽装さも参考になる。狙撃間ダッシュの多い市街戦では身軽に機敏に動け
ることが大事だね。身体をよじらせて視野を広く持つためにも装備は少ないほう
がいい。 

「爆発反応装甲が誘爆したら味方歩兵が吹っ飛んじゃう」
だからといって、
爆発反応装甲つきの戦車は歩兵を上に載せてはいけません、
なんて、役人みたいなこと言わないでね。
デコボコがあるから乗りやすいし。 

負傷兵の救出に来たのが、たまたま
爆発反応装甲つきのＴ−５５戦車だった、
なんてことも、そりゃあるでしょう。
シリア戦争では、爆発反応装甲つきのＴ−５５戦車は珍しいけど。


（このページのシリア戦争画像は、ユーチューブ等からのパクリです）