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BMPライン最優先の論理




局地戦の代表ともいえる市街戦も、補給戦の論理が最優先。
「BMPが主役」というシリアのお話。 

BMP=歩兵戦闘車による補給を護衛するのが戦闘部隊の任務。
最前線への補給がキープされれば戦闘には勝てる。  
市街戦では、林立するビル群の中から、このように歩兵部隊が補給ルートを護衛
する。戦闘車両部隊を襲う敵を見つけたら狙撃。  
実は、ここが「当たり」の任務。
ここは、見た目にもわかりやすいチェックポストなので、敵襲を受けやすい。
敵襲を受けたら、反撃するのではなく、敵の使用武器、兵力、所在位置や移動方
向などを無線で報告すること。

チェックポストというと、あまり動きもなく英雄的手柄も上げづらいポジション
に見えるが、敵の集中砲火に最も動じない戦場向きの人間が求められる。  

BMP=歩兵戦闘車による補給が到着。
急いでビル内に運び込む。 
BMP=歩兵戦闘車の帰り荷は、負傷兵。
負傷しても、同日中に後送してもらえるという安心感が、勇敢な戦いを支える。
このBMPラインが維持されれば戦闘部隊の戦力は劣化しない。
戦闘継続の根幹は、BMPラインの堅持が最優先かな。
つまり、敵が狙うのも、BMPライン。
BMPラインを守るためにT−72戦車も敵弾に車体を曝す。
戦車は敵弾に当たるのが役目。

(このページのシリア戦争画像は、ユーチューブ等からのパクリです) 

続く