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戦車兵神博行の自衛隊チェック130

(病人になったらメシ運び)


『夜は米兵が訪ねて来る』

 一旦戻った時さすがに熱が出て倒れた、医務室に行き風邪に物凄く効く筋肉注
射を打たれた、気絶した。
目が覚め起きたら、口の所にビニール袋を被せた飯盒の中蓋が置いてあった、
「何ですか?」と医務室の衛生隊員に聞くと「気絶して泡を吐いたんだよ」と言
われた、翌日嘘のように元気になった恐ろしく効く薬だ。
『楽しい訓練だった』

 翌日中隊長に「大丈夫か?、今回は本部の管理班にしておいたぞ」ととてもあ
りがたい御言葉を頂いた。
「連れて行くのかよ!」しかたない命令だ、初めての管理班、一体何するの?、
同じ班にいる中隊本部の整備班の後輩と一緒だった。
『大雪、大型雪上車』

準備する物は戦車乗員より少なく自分の物だけで良いようだ、古参の陸曹と大
雪、つまり雪上車に乗って行くのが任務のようだ。つまり飯運びだった、そんな
任務に病人をつけるなよ、しっかり治っていたけど…、通信の有線を巻き付けて
走ったり戦車の動きを客観的に見れたのは収穫で あった。

続く