戦争・軍事 > 戦争・軍事東長崎外(国内)北海道

戦車兵神博行の自衛隊チェック67

(普通科じゃなくて良かった1)


『海上自衛隊の護衛艦に配備されているボート』

 海上自衛官は専門職なので、各部所にいる隊員に質問すると適確に答えてくれ
る場合が多い。
しかし取材をする場合広報の隊員が担当し案内をすると、自分の専門外は全く知
らず『解りません』を連発されることがある。
それじゃぁ意味ねぇだろ!と某氏から聴いた、自衛官は教育を受けた専門以外に
広報とか臨時もしくは数年間在席する場合でもそれほど熱心に勉強しなかった
り、良く知っている人物を配置したりしない傾向にあるようだ。民間人と接する
大事な役職くらい適材適所の人物か教育養成してでも配置して欲しいものだ。
『普通科、歩兵の本領』
『普通科の個人装具』

 陸軍の基本の兵科は歩兵だ、自衛隊では普通科と言う。
現在は機械化、装甲化で歩かなくて良い印象を持っている人もいる、はっきり
言って甘い!、模擬戦闘訓練展示では演出上そう見えないだろうが、歩兵は歩く
のが任務、走ったりもする大変肉体的に厳しい職種なのだ。
 この装具を全て装備して訓練するのはきつい、以前の小銃より軽くなったと
か、軽量化されたなんて話もあるが実際上級陸曹に質問した。
『背嚢(はいのう)は以前のタイプよりずーっと重いし鉄帽も前の鉄っぱちより
重い、決して楽出来ないようになってるんですよ』と語る。
『機動打撃する89式装甲戦闘車』

 7師団の11普通科連隊は早くから機械化され装甲化されている。
連隊時代配属になった普通科小隊もよく見たが、戦車小隊として配属されて訓練
したことも度々あった。
 その頃は73式APCだったが、後部ハッチから出入りするのに後部ハッチが開
かないくらい後方車輌が前の車輌に接近していて前の隊員が外に出れないのを見
たり、橋を渡る時は決して増減速してはならないのが鉄則なのに平気で増減速し
たりしているのを目撃しているので車輌操縦の練度は低いなと当時二等陸士で装
填手だった戦車隊員の私にさえ思われていた。 しかし普通科隊員の苦労も端か
ら見ていて理解している、普通科じゃなくて良かったと思うこともしばしばあっ
たから。
『攻撃前進する装甲戦闘車』

 現在89式装甲戦闘車を装備しているが質問すると、73式装甲車の時より下車隊
員が減ったがやることは変わらないのに人員が減っただけ、それに以前は普通科
のことだけやっていれば良かったのに、車輌に装備が増え勉強することも多く
なった、車輌での戦闘や行動も訓練しなければならないし整備も大変になった、
下車分隊の分隊長を卒業すると車長になる、すると勉強しなおさなければならない。
普通科も大変だ、戦車から言わせてもらえば、装甲車に戦車に負けないくらいの
装備を持たせて意味はあるのか?。

 戦闘装甲車そのものに戦闘させるのなら戦車はいらないの?。
機甲戦では普通科の下車戦闘に頼る場合も多いのに人員を減らす必要はあるの
か?、普通科は普通科の任務があるのに贅沢な装備のせいで少人数しか人員を輸
送できないのでは戦闘にならないだろう。
戦車が行けない所へ普通科を投入するのだから、そんな所へ装甲戦闘車が行くこ
とは出来ないだろう、出来る所なら最初から戦車が行っている。

続く