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戦車兵神博行の自衛隊チェック65

(驀進戦車隊)


転地訓練で航空自衛隊小牧基地へ飛んだ予備自衛官
『あっ車が前に!』




 陸曹ばかりいる中隊ではせっかく陸曹になっても指揮する部下もいないから雑
用もいつまでもしなければならない。
そんな陸曹を見て数の少ない陸士が希望を持てるだろうか?、陸士だって陸曹候
補生になるのは難関である、曹候補士や曹学から陸曹になる者も多いので若手の
陸曹は毎年増えている。
『踏んじゃった』


 話は変わる、最近陸上自衛隊の駐屯地祭が人気がある。
昔は航空祭を撮影していた人達も段々とこちらへ流れて来ていた。
私は上富良野や旭川の駐屯地祭を昔から見て来たので馴染み深いが、最近は遠方
からわざわざやって来る人達が増え様相が変わって来るのが肌で感じられる。

 駐屯地内の資料館等が好きでよく見学するが、そんな人達は余り興味が無いの
か新しい装備と訓練展示の写真を撮るのがメインのようだ。
自衛官に聞くとそんなマニアが増えて困るそうだが、そんなに好きならば自衛隊
に入隊すれば良いのに…、なんて言ってはいけないか?。
予備自衛官補もあるし自ら銃を執って国防に身を捧げるのも良いんじゃない!?。
『皆で踏めば怖く無い』


 でも親しい自衛官なら話をするのも遠慮いらないが、他職種の隊員から話を聴
くのが好きな私としては困ることがある。
なぜならマニアの方達がやたらと聞きまくり写真を撮り発表するので警戒してい
るのだ。
私の場合元自衛官だと名乗るのでそんな警戒はされない、名乗らないとメチャク
チャ警戒されるし『あいつマニアだ』と言う目で見られるので側から自衛官が消
える、そりゃ質問攻めに遭うのは嫌だもんね。
それに本音は語ってくれないし、露骨に嘘を言われるので名乗る方が便利だ、マ
ニアの方たちに一言、礼節を守ってしつこく聴かない!。
『キャリバー50で対地射撃、銃身が両側面から出ている』

続く