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『73戦車連隊の90戦車の砲塔』 即応予備自衛官は各職種に分かれて訓練する、南恵庭の第73戦車連隊は現在即 応予備自衛官のコア部隊になっている。 北海道各地へ出張して訓練を行う中隊も多く、地方出張の場合職種毎の訓練は出 来ないので機甲科の戦車隊員でも普通科の教範片手に勉強しながら訓練を行うと 昔馴染の先輩に聴いた、毎月決まった日数訓練を行うため、出張が多いのが大変 だ、即応予備自も選択枝は無く決められた日に出頭しなければならないそうだ。 札幌近郊の機甲科の隊員はこの73戦車連隊で訓練する、現役時同じ機甲科なら ば偵察、整備、通信、補給だった者でも90戦車に乗って訓練する。 昇進は陸士 長から三曹には概ね三年でなれるそうだが、最低でも年間30日間の訓練に参加し ているのが条件だ。 その上は試験を受けて上がるそうだ、予備自衛官や現役時代の階級でスタートす るが、現役は2年で除隊して予備自衛官を長くやって10年くらいかかって三曹に なった者でも三曹で採用される。 |
『後方にかつて新隊員の教育部隊3教連の隊舎』 先輩の話によると現役の頃戦車に乗っていなかった者が圧倒的に多く、使えな いと言っていた。 戦車乗員だった者でも現役時戦車に乗らせて貰えない者多く、即応予備自衛官に なってからやっと本格的に戦車に乗れた者もいるそうだ。 つまりそんな人達が多いのが即応予備自衛官、意味ないじゃん。 即応予備自衛官は採用と訓練の見直しをしないと制度そのものが使えないよう な気がする、隊員を食い物にする企業と地連の体質改善が一番の優先事項だろう。 私の同期で偵察隊に配属され逃げ出し退職、その後再入隊し空挺へ行き1任期 で除隊後予備自衛官から即応予備自衛官になった者がいる、自衛隊は好きだが体 力と精神力が無い男だった、即応予備自衛官になって辞めてしまった、訓練が辛 かったのか自衛隊に裏切られたのが原因か解らないが。 |
『普通科の突撃』 予備自衛官補の一般採用は予備自衛官に採用されると職種が普通科の予備二等 陸士に任官するそうだ。 任官なんて三曹か三尉になる時くらいにしか使わず、『二等陸士の階級を指定す る』のが正確だと思うが、地連でそう表現していた、もちろん突っ込んで質問し たが『えぇ変ですよね…、でもパンフレットにそう書いてあるから、上で言って るから良いんじゃないですか』と苦笑していた。 最近の予備自衛官の訓練は年配者が圧倒的に多く、陸士長や三曹〜一曹までだ と『若い者』になってしまい、小銃射撃後の小銃の整備など若い者(とは言って も30代から40代後半までだが…)が一手に整備する。 予備二等陸士は期待の新人だね、でも厳しい自衛隊の営内生活(自衛隊内に宿泊 していたと言う意味ではない、上下関係のある自衛隊生活をすると言う意味)を 経験していないと不公平感を覚えるかも知れないね。 一年で予備一等陸士に昇任すると言う話だが甘いね。 |
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