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戦車兵神博行の自衛隊チェック48

(服装容儀式基準)


「服装容儀式基準(男性用)」

「服装容儀式基準(女性用)」


航空自衛隊千歳基地の売店のある施設の壁に掲示してあった「服装容儀式基準」
なるものを発見。これを読むと「頭髪は脱色してはならない。染色する場合は地
毛との差がない自然な見栄えでなければならない」とある。

10年くらい前の自衛隊は士気が低下していたのか長髪で髪を染めている隊員も
けっこう見かけた。私が入隊した昭和末期の自衛隊ではこんなことがあった。

先輩の1等陸士がある日パーマわかけた。それを見かけた先任士長は彼を外出禁
止(とてもおそろしい罰)3ヶ月を言い渡した。当時の2士の私はそれを聞いて
こう思ったのだ「1士でパーマはまずいよな、パーマはでも外出3ヶ月は甘いよ
な」と。

旧軍では睾丸の入れる場所も規則でしたから、この程度の規則はたいしたことな
いのかもしれない。しかし、いちいちこんなことを掲示板に掲示しているのは自
由にしすぎる傾向に歯止めをかけているのではないだろうか。昔は先輩や上官の
指導で簡単に済んだものがだんだん「規則」を盾に指導しなくてはならない状態
になってきているのか?

でも。髭についても「顎髭は許可制」とはおもしろいね。

靴下は黒、白い靴下がダメなのは陸上自衛隊も同じ、警営上番中、新隊員とか外
出するとき、制服を着ているとよく白い靴下を履いていたのを注意し、部隊まで
黒い靴下に替えてくるように指導したことがあった。田舎の駐屯地はとても厳し
かった。

女性隊員の規則もおもしろい規則だが曖昧なのが多いね。たとえば「化粧は身だ
しなみていど」とか「香水をつける場合は控えめなものとする」なんて、個人差
のような気も・・・。それに常装時はリュックサックを背負ってはならないとは
厳しいね。

続く