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戦車兵神博行の自衛隊チェック34




真駒内駐屯地「煉瓦隊舎」
資料館



雪まつりの時までに1号館には旧軍関係の資料が展示されていた。今回行ったら
札幌オリンピックや雪まつり支援、イラク人道支援の展示に変わっていた。貴重
な旧軍の資料は3号館に移り、多くの資料が失われた。

キスカ島無血撤退で参謀として参加した藤井少佐が使用していたキスカの地図も
なくなっていた。藤井少佐は戦後、自衛隊に入隊、真駒内11師団で師団長をし
ていた。他にも貴重なものがなくなり、どうでもよい資料ばかり展示されてい
た。腹が立つほどムカツイタ。

戦史にまったく関心もなく、嘘か出鱈目ばかり話す自衛官ばかりを臨時勤務に就
け、結局もう二度と手に入らない物を価値も知らずに失ったことに深い悲しみを
覚える。

ちなみに、雪まつりのときに見た61戦車や戦闘機も今回撤去され消えていた。
過去の遺物は処分したようだ。


心ない指揮官はいつか「馬鹿な指揮官や敵よりも怖い」と後々まで語られること
であろう。

米軍が進駐していた頃に建築されたのが煉瓦隊舎である。
もともとこの地は牧場でサイロとかも残っている。現在は主に倉庫として利用さ
れている。ちなみに正門前の道路を歩くと外柵からこの隊舎は見える。この煉瓦
隊舎も歴史的建造物だろうが、保護はされていない。いつか消える運命だろう。

続く