|
62式機関銃。空砲薬莢が装填されているが、右側には薬莢受けがある。 「あれ、1発足りない」などと言われたら冗談ではない。まず戦車の中、歩いて きた道をくまなく捜索する。出てくるまで探す。戦車の砲塔内の戦闘室は底盤ま で剥がして捜索する。なくなねはずないので絶対に君つかるまて探す。何日でも 探す。薬莢をなくして旧日本軍では自殺した者までいるが自衛隊も同じだ。実弾 となれば大変なのだ。記念に薬莢を1つ失敬などとは冗談にもできないのだ。 普通科が雪の中の戦車射撃場で日米境共同訓練で薬莢1個を紛失した際、あの広 い射場を時間かけて捜索した結果発見したときは感動ものだった。米兵が私たち に言った「俺たちも一緒に探そうか」 本当に心配している顔だった。しかし他部隊の我々日本人にさえ支援を断ってい るのは面子だけでなく、余計な人たちが入って現場を荒らされたくなかったのだ ろうと推察する。 |
こちらは89式小銃の薬莢受け。 薬莢受けは、オリジナリティー乏しい日本軍には珍しい独自の装備である。 こんな独自装備もあるよ 野外で薬莢を紛失するのはわかるのだが戦車内で紛失するのは変だと思うかもし れない。しかしなくなるのだからしかたない。困ったものだ。今でも、薬莢が1 発足りないと思うと胃が痛くなる。 でもそんな薬莢が業務隊に集められ数を最終チェックしてからどう処理するのか 作業に行って驚いた。でもここには書けない。でも、あれなら員数外を調達でき る可能性もあるな、内緒の話だが・・・・ |
|