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カマボコ隊舎(ハットメント) 東千歳駐屯地の所在地は戦中戦前は旧海軍千歳航空隊にあったが、戦後は米軍に 接収さ米軍が駐屯していた。その名残がカマボコ隊舎だ。正式にはハットメント と呼ばれている。米軍時代、数百のハットメント群があった。真駒内駐屯地の煉 瓦隊舎に対して、こちらは簡単な造りだ。写真のように青い屋根にカマボコのよ うな形をしている。私も新隊員の後期教育で大型特殊の免許を取得するために東 千歳駐屯地で約1ヶ月間過ごした。そのときがこのカマボコ隊舎だった。当時過 ごしたカマボコ隊舎はもう取り壊されていたが、駐屯地内ではカマボコ隊舎は倉 庫として使われて残っている。 |
コの字型のカマボコ隊舎 写真ではわかりづらいが、コの字型になっている。煙突が煉瓦造りで暖房も完備 している。私が新隊員の時、原隊の隊舎があまりにも旧く、新隊員が全員約30 名ひとつの部屋に入れられ2段ベッドで息が詰まりそうだった。カマボコ隊舎も 同様でトイレが1個しかないのには困ったが、教場もあり娯楽室もあったのでカ マボコ隊舎の方か過ごしやすかった思い出がある。 しかし中隊に配属になったら狭い16人部屋で専売の洗濯物(バンツ、靴下)が 頭上に干してあって起床すると顔に当たり 先輩隊員のイジメもあり、新隊員時代は天国だったと思い知るのだ。 |
機甲太鼓? 第11普通科連隊名物「機甲太鼓」 普通科隊員しかいないのになぜ「機甲太鼓」なのか? よっぽど機甲科に憧れているのだろう。 機甲師団だから「機甲」なのだ。それにしても、機甲太鼓を作る際に自衛隊音楽 祭に出場したり第7師団を鼓舞するために創設すると北恵庭駐屯地にいた本物の 機甲科隊員のいる戦車連隊へ、太鼓購入の資金募金が強制的に行われた。けっこ う払った覚えがある。 でも、退職して東千歳駐屯地へ行くまでみたこともなかった。北海道の部隊には 太鼓を持つ部隊が多い。第10普通科連隊の「北海しぶき太鼓」とか他にもいく つかある。それとヨサコイソーラン祭のチームの演舞もよく行われている。 北海道の自衛隊を見学する際は、カマボコ隊舎、太鼓の演舞は見逃せない。 |
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