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多連装ロケットシステム(MLRS)は、とっても高価な装備品として知られて いる。実弾射撃訓練は行われない。訓練弾による射撃訓練は、米国のヤキマ演習 場で行われている。 実弾による射撃は米軍でも湾岸戦争がはじめてで、射撃訓練は、子弾の入ってい ない訓練弾で実施されると自衛官から聞きました。 イラク戦争後、新聞記者が子弾を空港に持ち込んで爆発させた事件があるが、子 弾は不発弾が多く危険なため訓練では使用しないとのこと。 >>その貴重なMLRS実弾着弾シーン |
ロケット弾の多目的弾は、子弾が664個内臓され、射程距離が約30キロメー トルである。乗員は3名で少数だ。後方で支援する者を入れてもそう多い人数で はない。しかし転属で来た者は、この装備の教育を受けていない者が多く、転出 する者も必ずしも多連装の部隊でなく、自走砲などのまったく種類の違う特科部 隊にいくことが多いと聞く。せっかく教育訓練しても無駄なことが多いのがお役 所的。 |
射撃を終えるとただちに陣地変換し部隊と合流する。 射撃すると派手なので敵にも発見されやすく危険がある。米軍では歩兵1個大隊 の警護がつくそうだが、自衛隊の運用ではその予定も訓練もしていないとのこ と。MLRSは、方面直轄部隊に配属されている。師団特科部隊には配備されて いない。 |
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