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戦車兵神博行の自衛隊チェック19



多連装ロケットシステム(MLRS)は、とっても高価な装備品として知られて
いる。実弾射撃訓練は行われない。訓練弾による射撃訓練は、米国のヤキマ演習
場で行われている。

実弾による射撃は米軍でも湾岸戦争がはじめてで、射撃訓練は、子弾の入ってい
ない訓練弾で実施されると自衛官から聞きました。

イラク戦争後、新聞記者が子弾を空港に持ち込んで爆発させた事件があるが、子
弾は不発弾が多く危険なため訓練では使用しないとのこと。

>>その貴重なMLRS実弾着弾シーン
ロケット弾の多目的弾は、子弾が664個内臓され、射程距離が約30キロメー
トルである。乗員は3名で少数だ。後方で支援する者を入れてもそう多い人数で
はない。しかし転属で来た者は、この装備の教育を受けていない者が多く、転出
する者も必ずしも多連装の部隊でなく、自走砲などのまったく種類の違う特科部
隊にいくことが多いと聞く。せっかく教育訓練しても無駄なことが多いのがお役
所的。
射撃を終えるとただちに陣地変換し部隊と合流する。
射撃すると派手なので敵にも発見されやすく危険がある。米軍では歩兵1個大隊
の警護がつくそうだが、自衛隊の運用ではその予定も訓練もしていないとのこ
と。MLRSは、方面直轄部隊に配属されている。師団特科部隊には配備されて
いない。

続く