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装填手の任務は公式には戦車の砲塔にあって戦車の砲弾の装填で、これはゲンコ ツで閉鎖器に砲弾を4秒以内に叩き込む。そして機関銃弾の装填、戦闘でなく行 進のときは、左方警戒と上空警戒、陣地進入後は履帯痕の除去、戦車掩体や歩哨 の穴掘り、天幕設営に飯準備、歩哨などの警戒に当たるが、実態は、おいしい コーヒー入れと雑用全般ですね。 装備火器は、小銃。戦車乗員の職務は、装填手(Lr)操縦手(Dr)砲手(Gr) 車長(Cr)である。 小隊長と中隊長は自分乗車の戦車の指揮と小隊や中隊の指揮をとりつつ訓練する。 |
砲塔を横に向けてなにやらやっている。敵か? |
いや、演習後に行われる残弾処理。手前はバトラーの撃破時に出る黄色い煙。後 方の戦車はキャリバー50の空砲の残弾処理をしている。キャリバー50は、空 砲装置をつけている機関銃だけが連射で撃てる。 撃ち終わった薬莢を回収するとき、一発でもなくなっていると大変なことにな る。見つかるまで探す。ひたすら探す。命懸けだ! 大袈裟な話ではない。 現在は迷彩服も変わり、時代も変わりつつあります。この戦車中隊も解体され隊 員は別の職種や部隊に振り分けられています。 |
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