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チャンターの摩耗



ドローン1
バグパイプのメロディー音を出すチャンター。
年季の入ったバグパイパーのチャンターは、上写真の下のチャンターのように
音階穴をテープで修正チューニングしてあることが多い。
ドローン1
カトケンの使い古しチャンターのテープ修正はこんな感じ。
高音になりすぎてしまっている音階のトップの穴を半分くらい塞ぐことで半音の
半分くらい低くしてある。
ドローン1
今回、見比べてほしいのは、テープ修正のことではなく、
音階穴のリッヂの立ち方。上の写真は、新しいチャンターだ。
古いのに比べて、リッヂが立っている。 
ドローン1
こうして比べるとわかるかな?
まだ、わかりにくいか。
ドローン1
これならわかるでしょう。
左が古いチャンター。右が新しい。
以上撮影:2012年12月12日。
(公演回数1113回を終えた段階)

気温の低い冬季になると、バグパイプの音はいろいろな問題を浮き彫りにする。
そんなとき、自分の演奏スキルのせいにしないで、楽器の状態を見てみよう。
リッヂの立ってない穴になった古いチャンターでは、ツヤのある装飾音を出せな
くなる。またテープ修正したチャンターでは、高音の音量が落ちる。

夏や室内演奏では、このような弱点は目立たないので、これらのメンテナンスス
キルは、厳冬期野外型バグパイパー向けのものだが。
ドローン1
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