次に、ドローンパイプについて。
ドローンは、低い一定音を鳴らし続けるパイプで、パイプオルガンっぽい音。
この３本のドローン音によって、重厚感ある音質にしてくれる。

ドローンパイプは簡単に外せる。

　外すと、中にはドローンリードがある。
ドローンリードは、ドローンパイプの根元に突き刺さっている感じで装着されて
いる。写真の右側は、ドローンパイプで、黄色と黒の糸がゴチャグチャって巻か
れている部分が、ストック（バッグ側についてるパイプ根元部分）に挿入される
箇所。
　黄色と黒の糸の巻き方を多くしたり少なくしたりして、ピタッと密着されるよ
うに装着できるようにする。黄色は乾いた糸で黒は、油分が染込まされて密着感
のある糸である。湿度や温度によって糸の状態が変わるので、装着時の密着感が
悪かったら巻き足したり糸を減らしたりしなければならない。

手で持っているのが、ドローンリード。
シェパードというメーカーのＳＭ９０というリードである。
青いのがベロになってて、空気を吹き込むと.このベロが振動してドローン音に
なる。この青いベロは長さを調整できる。長くすると音が止まりにくいが、
空気の放出量が多くなるので、体力的にキツくなることもある。

ドローンリードを外した状態のドローンパイプ。

ドローンリードは、３本のドローンパイプに１つずつ挿し込むのだが、
ベースドローン（一番低い音）のドローンリードが一番長い。

写真は、シェパード社のＳＭ９０というドローンリードだが、
ドローンリードーにもいろいろなメーカー商品がある。