東長崎機関 及川眠子 HOME



<<前のページ | 次のページ>> |
3.現地交際

[及川眠子] 愛とは?

[加藤健二郎] 中米。恋愛がオープンなので、取材に行った人が現地でそっちにのめり込むことが多かった。今の戦場はイスラム圏なので、ほぼないね。それに、昔の戦場カメラマンは遊び好きが多くて、イスラム圏ジャーナリストとはタイプが違う。マジメじゃない人は面白いと思わないから、そもそも長期滞在しないよ。行って、気付いたら何ヶ月も経ってる、なんてことないでしょ。

[眠] イラクはお酒飲める?

[健] 酒は手に入る

[眠] 男女交際は?

[健] 男女関係がダメって「言われているだけ」で、制限があるわけじゃない。

[眠] ベトナムではそういう話あったのに。

[健] 多いね。有名になってない人は、現地ではまってる人が多い。向こうではまっちゃったら名前出てこないもん。イスラム圏では現地人と一緒に住んでる例はほぼゼロ?深い仲になる可能性は難しそうだね。

[眠] ジャーナリストは現地の方がモテる?

[健] 男としてモテるという意味では、中南米と比較すれば現地。イスラム圏では日本。チヤホヤされるだけならイスラム圏でもしてもらえるよ。

[眠] 女性ジャーナリストは?

[健] イラクに行った人の中では聞いてない。ジャーナリスト以外の人のほうがモテるんじゃないの。男の場合はジャーナリストだね。

[眠] 世界でいちばんモテないのは、日本男性だって話があるけど。

[健] それは、モテないヤツのセリフでしょう。日本の男はモテるよ。金払いがいいからという以前に、金持ってると思われるからかも。アジア人の中ではダントツでしょう。

[眠] 日本女はモテる。

[健] 女はまんべんなくモテるけど、日本男はモテないエリアがある。アメリカ、ラテン・ヨーロッパ、ギリシャ。東欧はモテるのに、ハンガリーだけダメ。

[眠] となりのトルコでは日本男はモテるのに。

[健] 昔のジャーナリストの方が、仕事のはずだったのに女にハマちゃう余裕があったのかも。今はマジメ。 仕事まで放ぽっちゃうタイプは東西冷戦までだね。昔は異国にいるだけで楽しかったけど、今はいい写真が撮れないと楽しくないし。

[眠] 日本のほうがいい。

[健] 合理的に考えるとそうだね。ボクが子供の頃は外国が憧れだったから外国人との恋愛はチャレンジだと感じたけど。今は日本がいちばんだと知ってるんじゃないかな。日本人が珍しい地域では、珍しいと言うだけで寄って来たりする。

[眠] 好奇心で?

[健] こっちも面白いし。

 

<<前のページ | 次のページ>>|



 
及川眠子事務所へのメール
東長崎機関へのメール