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(第1部:監禁中/2010年5月) 外務省出向帰り人: 常岡さんの今回の拘束に対して、メディア仲間とかが動かないのは、彼が他のメディ ア人たちから嫌われてるからですか? 東長崎機関: そうみたいです。一度は、広河隆一さんを中心として署名活動が動き出したのです が、常岡君の救出に協力するのを嫌がるフリーランス同業者とかもいたようで、頓挫 してるようです。 外務省出向帰り人: こういう事件起こると、普通は、そういう署名とか広がるんで、役所でもそう見てる んですよ。常岡さんは独自の良い取材をたまにするから嫌われてるんですか? 東長崎機関: そうですね。彼しかネタをつかんでない独自性ある取材が多いから邪魔者にされてる のかも。みんなと同じ取材する人のほうが好かれますね。 また、メディアの人たちの活動方針にも、日本政府とは一切連携したくないという方 針の人もいたようで、「そんなことにこだわるものではない」という意見との対立も あったようです。 |
(第2部:帰国直後/2010年9月) 常岡浩介: 外務省が、テレビ局に「常岡あまり出演させるな」という自粛指令出したとのこと で、テレビにあまり出れなくて悲しい。 東長崎機関: えっ、そういう指令ってあるんだ。 常岡浩介: いえ、証拠はありません。文書では、そういう指示はまわってないようですが、テレ ビ局関係の人がそういう指示がまわってるかのごとく言ってました。文書で出たの は、「退避韓国の場所へ行く場合は現地大使館へ知らせること、退避韓国の場所では ケアーできない」みたいなことで、それは、外務省として正しい対応だとおもいま す。それによって報道ほ放棄してしまうメディアに問題があるだけです。 |
(第3部:帰国後/2010年9月) 外務省出向帰り人: 常岡さん、ちゃんと生還して、もう外務省の救出での帰国3回目。しぶといね。 東長崎機関: 外務省としては、ポイント上げられてラッキーでしたね。 外務省出向帰り人: 役所全体としてはラッキーという見方もあるけど、役人たち個人はどうかな。仕事増 えてブーブーの人もいるかも。 東長崎機関: でも、仕事としては、日常のつまんない書類仕事なんかよりも、やりがいあるで しょ。しかも、アフガンの現地情報が入ったんだから。身代金払ったとしても、自分 のポケットマネーではなく、どうせ国民の税金だし。 外務省出向帰り人: まあ、たしかに、役所全体の得としては良かったですね。 =========================================================================== (第4部:帰国後/2010年9月) 東長崎機関: 「常岡さんは、広河さんたち偉いジャーナリストに嫌われてるから・・・」っていう ウワサがあって外務省もそう見てるとのことだったけど、やはり嫌われてるの? 常岡浩介: いえ、外務省からテレビ局へ圧力があったという噂のおかげで、広河さん、ボクのこ と好きになってくれました。今度、広河さんの雑誌「デイズ・ジャパン」に原稿執筆 依頼来たんです。加藤さんだって、デイズジャパンで、1ページも使ってバッシング してもらえて、本がたくさん売れたんでしょ。 東長崎機関: そうだね。デイズジャパンの力偉大なりで、おかげで、「戦場のハローワーク」は文 庫化されましたから。 デイズジャパン(Days Japan)でのその1ページ 常岡浩介: 人質になったおかげで、鈴木宗男さんとも友達になれて、ホリエモンとも友達になれ ました。高遠さんとも仲直りできました。 |