【忘れそうなとき】

いつかあなたと一緒に
私達の帰るべき場所を
目指していたあの頃
最近私は忘れそうだなんて
本当は認めたくないよ
今とはあまりにも違い過ぎて

シアワセって何かと
問う私にあなたは
答えを教えてくれたよね
あの頃は泣いてばかりだった
苦しくて怖くて震えていた
それでも幸せだった

いつからか私は
一人でいる時も
俯いたり悲しい顔を
しなくなったと気づいた
今私が笑顔でいれるのは
あの頃があったから

忘れそうだったこと
忘れてしまったこと
前に進むためには
必要なのかもしれない
時を駆け抜けていたね
今は時が過ぎ去っていくんだ

守りたかったことは
二人とも一緒だったね
ただそれまでの道のりが
違うだけだったんだね
「ごめんなさい」の代わりに
幸せになるよ

あの頃が蘇りそうな
場所を見つけたんだ
そこに通うことで私は
思い出すよ　懐かしい日々
闘っていた私たち
別の場所で戦い続けるよ 

アズィーザ・クレオパトラ(AzizA＝菊池由希子)のホームページ