ビラという果物。皮が硬く、コンクリートに叩きつけて割った。乾燥に適応して、水分
を逃さないため 硬い皮になったのか。中身はみかん同様、房になっている。が、みずあ
め状で糸をひく。そして味はない。
じゃ、どこを食するかというと硬ーい皮と実のあいだの部分をスプーンですくって食べ
る。水気はなく、パサついている。味はマルキッサ(パッション・フルーツ)
きれいにすくって食べたあとは皮をコップとして利用。ほんのりビラの味が残って、
「おぉビラ・ジュース!」
何もない場所にくると何気ないものに大げさに反応してしまう。
柿みたいにプラッと枝にぶらさがってた果実を、石や木切れを下から投げて自分で落と
したのだ。
命中させたときは子供のように喜んだ。 喜んでいる私をよこに、ラヒッおじさんは猿
みたいにスルスルとビラの樹に登り、枝を揺すってビラを落としてくれた。
ボトッ、ボトッ、ボトッ 無数のビラが土けむりをたてて落ちた。
夜は闇。聞いたこともない鳥の鳴き声。クチン(ネコ)が私たちの夕飯の魚目当てに一
匹よってきた。
星は壁紙みたいに天に貼りついていた。つくりものじゃないか....と思った。
スンバワのアイル・バリからモヨ島のタンジュン・パッセルまでボート・チャーター、
一泊二日、食料・毛布込み400,000Rp.(約・5700円)
他、50,000Rp.(約・700円)心づけとして。
国立公園、Moyo島に行くには事務所に 氏前、日にち等を告げに行かなければならな
い。プロのガイドが必要。
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