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東長崎機関で連載していることを誇りと思ってくれて、著者プロフィールには必
ず記してくれてるところは感謝感激です。
日本人は、ついつい感情的情緒的になりがちな、特攻のようなテーマの中で、
戦車兵神博行の書くドライなページがいかに重要かを出版社トップも理解しつつ
あるようで、神博行の担当ページは右肩上がりに増えてきた。
第1作目「栗林忠道・硫黄島の戦い」では10ページ
第2作目「石原莞爾、満州国を作った男」では18ページ
そして、第3作目">「特攻〜特別攻撃隊〜」では、22ページを執筆。
神博行執筆の章は、以下の8項目。
特攻隊誕生、陸海軍航空特攻作戦史、特攻戦死0号、特攻隊への道(陸軍編)、
特攻隊への道(海軍編)、特攻隊の名前の由来、ある特攻隊員の戦後、
エピローグ。
第2作目、第3作目と連続してエビローグを担当。 |
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「さあ出発だ」「命は燃える」
明るい神風特攻作戦。
神風特攻隊を悲壮に表現するスタイルが近年流行なのかもしれないが、
カトケンは、このような資料を目にして幼少期から育ったせいか、
戦争で死んでいった多くの人たちの中で、特に神風特攻隊が悲壮だというふうに
は感じることはできていない。 |
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以上2つ、1963年ころ発行の資料である。 |
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これは、今回の「特攻〜特別攻撃隊〜」に掲載されていた写真。
えっ? 毎日新聞カメラマンが、米艦隊上空のこんな写真撮ったの?
すごいね。
だけど、この毎日新聞の写真キャプションには不審な点が・・。 |
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こちら、1971年発行のマニア向け専門資料。
マリアナ沖海戦における雷撃機とのキャプション。
上の写真では、神風特攻機と書かれているが、
マリアナ沖海戦時には、まだ神風特攻隊は誕生してません。
キャプションに「1944年撮影」とあるところに、
なんとなく意図的な誤魔化しを感じる。
マリアナ沖海戦は1944年6月、
神風特攻隊の行動開始は、1944年10月から。
つまり、どっちも1944年ではある。 |