安倍総理就任後もどんどん広がる、靖国神社問題。
昨年から恒常的に海外メディアの注目を浴びてきたこの神社だが、
ついに大手米週刊誌が観光スポットとして取り上げるに至った。
今や靖国神社は、「国際社会への進出」を標榜する安倍時代に
ふさわしい、「国際的観光名所」に成長した。
。。。。。。。。。。。。。
『NEWSWEEK』太平洋版 2006年10月2日号
−東京で過ごす4時間
『NEWSWEEK』太平洋版2006年10月2日号61ページ
どんなにモダンかもしれなくても、日本の首都はこの国の伝統文化
を楽しむ機会もたくさん与えてくれる。
皇居周辺をぶらついて、北の丸公園を訪ね、靖国神社という名で
知られる論争の的の戦争記念施設をチェックしよう。
。。。。。。。。。。。。。
この記事の影響かどうかは定かではないが、この記事掲載号発売中の
2006年9月28日昼、2時間ほど靖国神社境内と遊就館で過ごして
いたら、20人以上の欧米人に遭遇した。
遊就館内の人気No1スポットは、”南京事件”の説明の前。
欧米人のグループが足を止めて見入っていた。
遊就館の展示内容を修正するという報道もあるけど、この人気
スポットには手を入れないみたいだから、今後も安倍時代にふさわしい
”国際的観光スポット”の地位は安泰だろう。
ちなみに、『ニューズウィーク日本版』2006年10月4日号には、
「アメリカに伝染した靖国参拝『ノー』」という記事が掲載されている
が、実際には、小泉首相が初めて参拝した2001年から、大半の
米メディアが「ノー!」と言ってきた。
この5年間ずっと、大半の米メディアの批判が続いていたのだ。
英国でも、小泉首相のおかげで靖国報道が増加し、従来はごく一部
の知日派だけにしか知られていなかった靖国神社が、徐々に一般市民
の間でも”ヤクスニ”神社として知名度が広まっているという。
日本の国際舞台への船出を飾る、うれしいニュースである。 |