活動活動報告 | 海外拠点コーカサス

チェチェン・ディアスポラ

(チェチェン難民・報告会・2/15)


2002年2月15日、18:30−21:30
文京シビックセンターB1F 生涯学習センター学習室で、
チェチェン関連4人トークが行われた。
最初のトークは、山口花能氏。
アゼルバイジャン、グルジアでチェチェン難民を取材。

チェチェン難民は、時々、チェチェンへ戻ったりしているという点が、「いわゆ
る難民のイメージ」とはかなり違う。

難民というよりは、ディアスポラ?
「ディアスポラ(離散民?)」という言葉が、今後、流行語になってゆくのかな。
2番手トークは、常岡浩介氏。
ウクライナからスロバキアへ出る難民群に従群取材を決行。

「難民というのは逃げてこれた恵まれた人たちだから、今まで取材対象にしてこ
なかった」という浩介氏だが、「ディアスポラ・パワー」への期待について語っ
た。

ファッションリーダー常岡浩介氏が、「ディアスポラ」を、はやらせて、
流行語にしてくれるかな。
最近のトークでは、パソコンに詳しくないと、写真を映写することができない。
パソコン設定でまごついていたところを見るに見かねたシギー吉田氏が観客席か
ら助けに現れて、テキパキと映写設定にしてくれたよ。
3人目は、林克明氏。
チェチェン取材のトータル回数、日数、期間ではダントツのトップをいく林氏
は、チェチェンに初めて行こうとしている常岡浩介氏を1999年に連れていっ
てあげた大先輩だ。

林克明氏のチェチェン本「カフカスの小さな国」は、
21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞受賞作
閉めのトークは、映像作家の岡田一男氏(東京シネマ新社・社長)
4人のトーク者の中で、姿勢が最も威風堂々としてる。
体を斜めに構えたこのスタンディングポーズがギャルに人気とか。


強制移住やディアスポラスは、チェチェンだけでなく、カザフスタン、高麗人な
どいっぱいいるよと。
そして、歴史に残ってる「強制移住&労働の閉め」は、もしかして、シベリア送
りにされた日本人かもしれない。

高麗人ディアスポラスの上映会も近々、予定しているそうだ。