日本映画として初めて「バグパイプ演奏シーン」を録りこんだ映画「トウキョ ウ守護天使」の助監督昼間たかしさん渾身の力作。著作後半には「トウキョウ守 護天使」制作時の苦労話も出てくる。
「トウキョウ守護天使」
本書のメインテーマは、エロポルノ等のメディアにおける表現規制についての で全374ページという分厚い本。
カトケンとしては「表現などというものは、行政を気にしてするものではなく、表現したいものは表現して、その結果を受けいれればいい。行政や法律うんぬんよりも、対人関係の方が先に結果を出してくる」という考えなので、このようなテーマで真剣に戦ってる人かいることを初めて知った。
まあ、こんな粗野なやり方では表現を商売にできない。つまり、当局の規制と戦いながらやるというところで大事なのは「商売」。本書の中にも「18禁にしたくない」「成人指定にしたくない」「コンビニに置きたい」と、要は「広くたくさん売りたいという商売」だ。「表現の自由」という言葉で世間の支持を得ようとしつつ、大事なのは「商売」。18禁や成人指定でなら、表現の自由はかなり広がるわけだから、それら成人誌を出してる出版社は、この問 題に対して冷淡だ、とも記されている。当然だろう。
カトケン的には、エロや男女の色ごとなどというものは、幅広くメディアで伝える必要があるものと思えず、各自が独自の試行錯誤で開拓し体験し、そんなことを小さい輪の中でチマチマと猥談してるていどでいいとおもっている。
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