ヒマヒマなんとなく感想文|

日本の恩人ユダヤ人

(加藤健二郎 2015.9)


 日露戦争における巨額資金融資に始まり、ユダヤ人脈が明治以降の日本の発 展と存亡の手助けをしてくれた事実は、今やそれほど隠れた歴史でない。
 なぜ、ユダヤ人がそんなに積極的に日本へ来たのか。それは、欧州やロシアで 迫害されていたから。当時の大日本帝国は、意外とユダヤ問題の研究をしていたので、優秀なユダヤ人を積極的に招聘していた。

 第二次大戦敗戦後、日本籍の個人や企業では、石油や鉄鉱石などの戦略物資を 大量購入できない立場にあった時期から、ユダヤ人が代理店をして日本に原料や 燃料を大量に入れてくれたことは、高度成長のスタートアップになった。その後、日本メーカーなどが米国市場に参入するときも、ユダヤ人の代理店が大きな 役割を果たしている。ノーベル賞など学術界でもユダヤ人=日本人の連携は強い。

つまり、現在の日本の中、金融や政治、学術その他多くの分野の重要な部分に ユダヤの影があるのは陰謀論でもなんでもなく、明治以来の日本政府の政策の片 鱗だ。どうしても、陰謀論にもっていくなら、ユダヤの陰謀を利用した日本の陰謀。

日本の恩人ユダヤ人


続く