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【はじめに】 高速道路の開通延長が伸びて、幹線から支線へとサービスエリアが拡大して いっ た。そして、これらの高速道路は網の目状に接続して、全国各地に複雑な ジャンクシ ョンが現れた。まさにジャンクション時代の到来である。ジャンク ションの多くは当 初の計画通りに施工されたが、時代のニーズに伴う高速道路 の追加により後付された ものもある。 後付されたもの以外にも当初は一般道路と接続するインターチェンジと して 供用されたが、ここに高速道路が接続してジャンクションに改造されたものもあ る。また、高速道路の開通時期のずれが長い箇所では、適宜改造されたものもあ る。 このように発展的に進化したものとは逆に、ジャンクションの接続準備を していたが 接続すべき高速道路の計画が頓挫して接続部が放置されたものもあ る。ジャンクショ ンの形成経緯には様々なケースがあるのだ。 |
◆参考地図1 いよ小松JCT(松山自動車道、今治小松自動車道)地図。 |
松山自動車道と今治小松自動車道の接続するいよ小松JCTは、松山自動車道だ けが 開通していたころは、単にいよ小松ICだった。現在のジャンクション部 分とイン ターチェンジ部分を併せていよ小松ICと呼ばれていた。ここに今治 小松自動車道が 接続して、インターチェンジ区間の中央部が本線に変わり、松 山自動車道本線接続ラ ンプはジャンクションに、国道11号接続ランプはイン ターチェンジに分離された。 いよ小松ICは松山自動車道との接続だけなのでシンプルなかたちになってい る。ち なみに今治小松自動車道の今治方面へのインターチェンジは国道11号 から北に1本 ずらして片方向ランプが設置された。このインターチェンジは、 松山自動車道には接 続しないので、間違えないように「いよ小松北IC」と呼 ばれているが、このあたり は一面田園地帯で、離れていてもそれぞれのイン ターチェンジは視界に入るので、方 向感覚さえ間違えなければミスは少ないと 思われる。(◆参考地図1を参照。) 同様のケースの改造は、舞鶴若狭自動車道の春日IC(春日JCTとして北近畿 豊岡 自動車道に接続予定)などがある。 |
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