ヒマヒマバブル絶好調道の川柳・森川晃

東海北陸道の全通効果8




◆航空図2 一宮IC付近 横方向のラインが名神高速道路で、一宮ICで接続する一般道路は国道22号(名岐 BP)である。 この航空図は、2000年10月5日に撮影されたもので、現在(2003年9月) は、名岐BP上に付加される名古屋高速(16)一宮線の構造物が林立している。名 古屋高速道路は名神高速道路と一宮IC内で直結するかたちになるので、一宮ICの 線形も変わる。 (国土地理院のWEBサイトから引用。)
 通行料金は、開通区間については実際の値を転記している。未開通区間は、料金計 
算の式に代入すれば算出できるが、飛騨トンネル区間は単純には計算できない。
 未開通の飛騨清見JCTと白川郷ICの間には全通遅延の原因にもなっている長大 
トンネル(飛騨トンネル)が含まれる。飛騨トンネルの延長は10712メートルで 
ある。貫通すれば関越トンネルの11055メートルに次いで国内第二位になる。

 ところで、高速自動車国道の通行料金は距離に比例しているが、長大トンネルを含 
む場合は単位距離あたりの通行料金を高く設定している区間がある。関越トンネルを 
含む関越自動車道の水上ICと湯沢ICの間、および恵那山トンネルを含む中央自動 
車道の園原ICと中津川ICの間である。一般区間の単位距離あたりの通行料金は普 
通車で1キロあたり24.6円だが、長大トンネル区間はいずれも39.36円である。

 どのくらいの長さのトンネルから特別区間料金が適用されるのか不明だが、864 
9メートルの恵那山トンネルに適用されて、その次に長い6625メートルの肥後ト 
ンネルに適用されていないので、この間に境界があるようだ。どのみち、飛騨トンネ 
ルは10712メートルなので、特別区間料金が設定される可能性が高い。(◆表3)

◆表3 道路トンネルの延長一覧。 上下線でトンネル延長の異なる場合は、長い方の値を記している。

続く