白川郷ICと五箇山ICの間は、再度国道156号と並走する。美濃ICと郡上八
幡ICの間と似た様相である。五箇山IC以北は、国道156号から離れて城端町、
砺波市に直行する短絡ルートをたどる。東海北陸自動車道は山岳ルートなのでトンネ
ルは多い。ところが、飛騨トンネル以外では長大トンネルは少ない。五箇山ICと福
光ICの間、城端SAまでの区間は短い明り取り区間を含みほとんどがトンネルであ
る。袴腰トンネルと城端トンネルを合わせると飛騨トンネル級の長さになる。
飛騨ト
ンネルを含む飛騨清見JCTと白川郷ICの間は、この区間と似た様相になるはずで
ある。ただし、城端SAと五箇山ICの標高差が大きいので、長いトンネル構造の勾
配区間になっている。現在は交通量が少ないので、道路構造に起因する交通渋滞は発
生していないが、東海北陸自動車道全通により、特に大型車混入率が高くなると渋滞
の原因になる。2車線の対面通行からフル規格化への優先順位の高い区間である。
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◆画像9
東海北陸自動車道 五箇山IC
(JH中部のWEBサイトから引用。)
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◆画像10
東海北陸自動車道 城端SA付近(五箇山ICと福光ICの間)
(JH北陸のWEBサイトから引用。)
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城端SAと小矢部砺波JCTの間は平野部を進む。単調な景観だが、春には路側の
植樹が彩を添える。ただし、春の一時以外は何のアクセントもない。(◆画像10)
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◆図4
小矢部砺波JCT
東海北陸自動車道、北陸自動車道、能越自動車道
(画像は、富山県道路公社のWEBサイトから引用。)
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小矢部砺波JCTで北陸自動車道と接続して東海北陸自動車道は終点になるが、み
ちなりにさらに北上できる。富山県道路公社の能越自動車道が高岡市まで開通してい
る。開通区間は4車線のフル規格で、普通車の最高速度は100キロである。現在は
交通量が少ないので過ぎた公共投資のように見えてしまう。将来は能登半島を縦貫す
る富山県の縦軸になる。全通したころには果たして需要に見合った供給と見られるの
だろうか。
能登半島縦貫ルートは、現在は石川県の海岸沿いから能登道路が金沢市と穴水町を
直結している。この道路の日本海沿岸区間は4車線のフル規格で交通量も多い。能登
道路は石川県道路公社が管理している。富山県道路公社は、いかにも対抗しているよ
うに感じる。
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