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I75、I85(ATLANTA EXPWY)南行き
No.93出口を過ぎたところ。
オーバークロスするのは、
MARTIN LUTHER KING Jr. Drive。
(1990年9月9日、著者撮影。
(以下すべて))
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さて、「既存の路線の改良」ですが、本線の拡幅以外に結節点の線形変更が実施さ
れている。この変更手法は、おおむね下記の3種類に分類できる。
タイプ1:長大都市間高速道路の都心結節点での通過交通の優先化
タイプ2:都心アクセスランプの合理化
タイプ3:環状線と放射線の結節点の交通容量増
以下でタイプごとに、具体例を紹介する。
【タイプ1】長大都市間高速道路の都心結節点での通過交通の優先化
アメリカの都市間高速道路(Interstate Highway)は、東西方向が南からI10、I
20、I30...とI90まで10おきにナンバリングされている。南北方向は西か
らI5、I15、I25...とI95まで10おきにナンバリングされている。これら
の高速道路はほぼ格子状を成している。アトランタは、東西がI20、南北がI75と
I85が通過している。この番号で、アメリカのどのあたりの位置か想像できる。I7
5とI85は、アトランタ市街地で重複している。つまり、東西のI20と南北のI
75、I85の交差する結節点で、本線通過交通を優先すべく線形改良された。
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I75、I85南行きからI20への分岐部。
右側への分岐が、I20(WEST EXPWY)方面、
左側への分岐が、I20(EAST EXPWY)方面へのJCT
アプローチランプ部。
正面右側でオーバークロスするのは、
低い方が、Washington Street、
高い方が、I20(EAST EXPWY)西行きから
Spring Street方面への出口。
正面左側でオーバークロスするのは、
I20(EAST EXPWY)西行きから
I75、I85(SOUTH EXPWY)南行きへのJCTアプローチ
ランプ部。
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改良前は、東西のI20本線が大きく水平方向に分離して、南北のI75、I85
との接続が本線の左右での分岐合流になっている。南北線は段違いに分離して、東西
線との接続が本線の左右での分岐合流になっている。本線通過交通を優先せず、全方
向に接続することだけを目的としたコンパクトな線形になっている。また、市街地の
一般道路への出入口(ランプ)は、ジャンクション空間の隙間に遠慮がちに設置され
ている。本線には織り込み区間(weaving section)は存在しないが、分岐合流交通
が本線通過車線の左右両側に影響するため、混雑時には本線でスローダウンが発生し
ていた。
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I20(WEST EXPWY)東行き本線、
I75、I85分岐手前。
正面でオーバークロスするのは
MARTA(SOUTH LINE)の高架線。
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I20(WEST EXPWY)東行きから
I75、I85(ATLANTA EXPWY)へのJCTアプローチ
ランプ部。
I75、I85(SOUTH EXPWY)への分岐部のすぐ東側。
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改良後は、分岐合流交通が本線通過交通を阻害しないようになった。本線からの分
岐は、十分な長さの減速車線をもち、本線右側だけからの分岐になっている。合流
も、十分な長さの加速車線をもち、本線右側だけへの合流になっている。南北線の北
側は分岐合流部用にトンネルを追加している。また、一般道路へのランプも十分な長
さをもち、滞留車両が本線交通を阻害しないようになっている。
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I20(WEST EXPWY)東行きから
I75、I85(ATLANTA EXPWY)への
JCTアプローチランプ部。
オーバークロスするのは、
手前が、I20(EAST EXPWY)西行きから
Spring Street方面への出口。
奥が、I20(EAST EXPWY)西行きから
I75、I85(SOUTH EXPWY)南行きへのJCT
アプローチランプ部。
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I20(WEST EXPWY)東行きから
I75、I85(ATLANTA EXPWY)北行き本線合流部。
右側が、I20(EAST EXPWY)西行きからの合流部。
これらの合流部が、正面のトンネル出口で合流する。
このトンネルは、東西のMemorial Drive(GA154)と
南北にCapitol Avenueの交差点を含む人口地盤の
ためのもの。
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