陸上自衛隊のイラク派遣が終わり、防衛記者クラブ+アルファを招いて、
「報道されなかったけど、自衛隊側として伝えたかったこと」
を報告する会が、広報DVD上映とともに催された。
大手メディアは、官庁が発表したことをそのまま報道すると格好悪い、という
ジャーナリスト魂が強いため、たぶん、官庁発表をそのままなんか発表しない。
ということで、ここは東長崎機関が。
まず、冒頭挨拶で、
「産経新聞は、武士道の国から来た自衛隊などと書いてくれてますが、自衛隊が
評価されたのは、武士道だとかそんなんではなくて、イラク人と仲良くなってき
た点なんですよ。産経さん来てないんで言いますけど、武士道とかそんなもので
はない、昔からの自衛隊の姿そのままが良い結果を生んだとおもってます」と。
つづいて
「7月13日に、イラクでの最初の治安権限委譲式典がムサンナ県サマワで行わ
れたことで、イラクで最初に独立を勝ち取ったということになり、サマワがイラ
クでもっともうまくいってることでもあります。しかも、式典会場として、自衛
隊が復興支援活動として補修したスタジアムが使われたことは、日本の貢献に対
するアピールです。
治安任務をしていず復興支援だけの日本が治安維持にも貢献しているというこ
とをアピールしたのです」
さて、ここからが、広報資料DVDでは出てこない現象の解説。
日本の自衛隊が建てたというアパートが、イラクで増えてるのです。
自衛隊は復興支援でアパートなんか建ててません。
でも、「日本が建てたアパート」って言うと、値段を高くしても売れるんだそう
で、それで「日本が建てたアパート」が増えているのです。
こういう親日イメージが一人歩きしてること思うと、期待していた以上にうまい
結果です。 |