ヒマヒマヒマヒマモード

にちようびの愛・地球博



2005年4月3日。日曜日。
予報は雨だったが、前夜に降って朝にはあがった。
トヨタ博、じゃなくて、愛・地球博に行ってみた。

とにかく、疲れるらしいので、
ムダに歩かぬよう、待ち時間のないところばかり選び、
13パビリオン周った記録を残しておこう。
ちょいと長いが、ほんとに長い一日だったのだよ。
( )の数字は入館した順。
この日の公式入場者数は、61255人。
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白い屋根の建物は、リニモ万博会場駅。
階段降りたら、正面が万博入り口なのに、
緑のフェンスに遮られてかなり迂回させられる。
北ゲート到着、8:40ごろで、この辺。
	  
荷物検査だけ先にやってエントランスに
いれてくれればいいのに!という声多数。
係員がペットボトル回収に回っている。

実際、9:30開場とともに荷物チェックが
始まるが、係員によって列の進み具合にかなり
差が出る。この日の12番は遅かったです。
怪しい入場者がいたのか?
コインロッカー探しに手間取ってから
企業パビリオンゾーンAの奥にある「三菱未来館@earth」(1)へ。
ぎりぎりで初回に入れなかったが、整理券ナシで、
ちょっと待てば入れた。
9:42
ペットボトルの壁とか、自然素材で出来た建物なので
ちょっと自然な臭いがする。

もしも月がなかったら。
せっかくのテーマだから、もうちょっと
突っ込んで教えて欲しかったかも。モッタイナイ。
事前予約していた「JR東海超伝導リニア館」(2)へ。
事前予約時は、まだ情報がほとんどなく
何を予約してよいかわからなかったので、
早くいっぱいになるものを選んでいた。
ガスパビリオンにしなかったのは、広告の絵柄が
子供向けっぽかったから。

10:45に事前予約入り口に行ったら、
「事前予約の人はもっとギリギリになってからでいい」と
追い返されたが、普通入場の人はけっこう並んでる。

で、リニアだが・・、せめて、速さを実感できる
何かを用意しといてほしかったぞ。何かひとつでいいから。
でも、開発に携わるかっこいいおじさんたちの映像は
マニアなら胸ときめくことだろう。
同じJR東海だから、のぞみとかと速さ比べしちゃいけないのか?
売店が空いているうちに、土産を買って
コインロッカーに預け、「キッコロゴンドラ」\600に乗る。
待ち時間なし。12:15
長久手会場を北から南まで縦断するので、会場の全体把握によい。

手前の板みたいな道は、会場を一周するグローバルループ。
ちょっと上にあるので、パビリオンのあるところへ降りる場所が
わかりにくかったりする。
奥の緑色は、愛・地球広場。弁当と昼寝エリアになっていた。
上から見ると、池がきたなく見える。
薬でキレイにしすぎないってことか。
キッコロゴンドラ南駅へ到着。
ここは、グローバルコモン4。一番奥、つまり最南端にロシア館が
あるところが、なんだか面白い。マンモスの一部だけじゃなくて、
全体のホネがあるらしい。と思い出しつつ、ちょっと手前の
「イギリス館」(3)に入る。12:25
ニヤっと笑えるイングリッシュガーデンとアートな技術のお部屋は、
なかなかセンスがよかった。お土産は、菩提樹の葉と輪ゴム。

お腹が空いたし、スイス館は混んでいるから後にしよう、と、
ベルギー館(4)を覗いてワッフル\126を食べる。
フランダースの犬ってベルギーだったんだっけね。
ワッフルを買って外に出たら
ミッフィーがいた。さっさと食べて、
ツーショットを撮りに行かなきゃ。
と、竹篭みたいな囲いのあるベンチ
で食べて、外に出たら、ミッフィー
の姿はなかった。
次のショーが終わったら出てくるの
だろうから、自分達も「オランダ館」
(5)に入ってみることにした。
10分くらいで入館。12:57
シンプルだが、オランダの特性が活
かされたスタイリッシュな演出だった。
地面だけでなく、建物にもチューリッ
プがニョキニョキ。

地味な印象だが、「北欧共同館」(6)へ。
13:13
入り口で何も入っていない封筒をくれる。
北欧の国々の紹介の展示をめぐったあとに
好きなカードを選んで持って帰るためのもの。

ここにも軽食があったのだが、なんとなく
ランチな感じがしなかったので、パス。

向かいのコーカサス共同館は健康の館という
雰囲気だった。
長寿世界一の日本人が、長寿の効き目を求めて
コーカサスへっていうのも、不思議な気がするが。
周回遊歩道グローバルループの内側へと北上し、
グローバルコモン3へ。
スイス館へ行きたかったことをすっかり忘れている。

グローバルコモン3は日本人にとってメジャーな
西ヨーロッパの国が多いせいか、場所がよいせいか、
人が多い。 ドイツ館 は90分待ちで建物の裏まで
行列が続いている。
あの6人乗りカートの威力?

撮影したときはまだローマ法王死去を知らなかったので、
ちゃんと写ってないが、 イタリア館 は国旗を半旗にしていた。

そんなことも感じさせないくらい、入り口ではイケメン兵士?
が、楽しく写真を撮らせていた。

13:30
「ブルガリア館」(7)
は、メジャーどころ
の一角にあって、
外壁の派手さも
負けてないので、
つい入ってしまう。
いきなり物産展
だった。
オヤツもあります。
バラ風味ヨーグルト
ドリンク\500
バラジャム入り
ヨーグルト\500
ローズジュース\600
イタリア館の向かいにある「クロアチア館」(8)
右に繋がっているのはギリシャ館。
すぐ入れそうな感じだったので、クロアチア館に
並ぶ。10分ぐらい待った。
その間に、日本語のご挨拶を配ってくれた。
13:50ごろ中へ。
ここも規模は大きくないが、工夫が凝らされていて
感心した。入ってのお楽しみ。テーマは塩だよ。
最後、土産にクロアチアの塩をくれる。
といっても、持ち帰る袋はくれないので注意。
ついでに、食べられない。
14:12
ノーマークの「リビア館」(9)で
あったが、クロアチア館に
並んでいるところからよく見えた。
なにやら、皆が嬉しそうに
ポスターを抱えて出てくる
ので興味をそそられて入った。

確かにポスターはあった。
しかも、種類も内容も想像以上。
いくらでも持って行っていいので
壁がポスターを欲しがってる部屋を
持ってる人は是非。
民族衣装で記念撮影もやってた?
機織職人がイケメンだった、らしい。
 

立ちっぱなしなので、グローバルループの
ベンチで一休み。14:17

花と向き合って座るのだが、
ハチがいたので、結局うろうろ
動いてしまった。
ここは、4人グループだと
皆で顔をあわせて座る場所がない。

サツキとメイの家は、あの山の向こう。
ググッと北上して、南北アメリカ大陸の
グローバルコモン2へ到着した。
人気のカナダ館を横目に奥へ。
ワッフルだけでは飢えるので、メルハバの
トルコ・ファーストフードで腹ごしらえだ。
ドネルケバブサンド(ビーフ)\700
この日、他のアイス人気がイマイチの中で、
トルコアイス\400 は別。
そんなつもりじゃないのに30分待ちだった。
どんなに列ができようと、急ぐ気配はないのが立派。
15:13に、やっとゲット。
アメリカ館前のステージでやってるバンド演奏聴きながら
グローバルコモン2中央の休憩スペースで食す。
15:35
待ち時間なしで、「アメリカ館」(10)へ。
空いてるのかと思ったら、内部は人でいっぱい。
ディズニーリゾートっぽいプレショーの
部屋に途中から入ったのだった。
(日本のパビリオンは途中入場なんてさせてくれないだろうなあ)
凝った演出なのだが、年配の人たちは
つまんなくて出て行く人がちらほら。
(某企業パビリオンは途中退場もできない)
と思っていたら、すぐに、メインショーの
シアターの扉が開いた。ラッキー。

映像の演出はさすが、説明表現はアメリカのオハコだね。
シアター後に入る展示室は、手作りな雰囲気でした。
中米共同館 は呼び込みが元気。
「サフランライス600円だよ」
「ミナイトソンスルヨ〜!」とか。

でも、そろそろ夕刻になってきたので、
他地域へ移動することにした。
16:17
センターゾーンを横断して、
オセアニア・東南アジアのグローバルコモン6へ。
「ニュージーランド館」(11)に入ってみた。
16:45
小規模なパビリオンは謎の癒し空間になっていて、
その中にさらに、別の空間があり、渡されたカードで
なにやら魔法の・・・。
ピーター・ジャクソンを捕まえるのが大変だった。
しゃべらせるのはあきらめた(謎)。 
スコール体験のシンガポール館は覚悟が
足りないためパスして、
16:52
自国の食材を使った料理が安く食べられる
「オーストラリア館」(12)へ。
カモノハシのお部屋の他に、美しい映像の
説明があったり、グレートバリアリーフの
部屋みたいなのがある。
出口にハンバーガーショップみたいな店がある。
フツウの値段だったが、今回はパス。
17:45
最初に行った企業パビリオンゾーンA経由で
Bゾーンへ移動して、自販機のお茶で一服。
最後のターゲット、事前予約していた「トヨタグループ館」(13)へ。

事前予約もあっという間にいっぱいになっていたが、
当日も整理券を何度かにわけて配っていた。
整理券をもらうのに並び、入場時刻前にも入り口で並び・・。
とりあえず、事前予約の人はあっさり最初の入り口を
入ることができるが、席は有利とは限らない。
ウエイティングスペースで整列するときの場所によって
座るブロックが決まってしまうのだ。
そして、事前予約といえどもトヨタエリア内での待ち時間が
長いので要注意。ショーも長いので1時間くらいはトイレに
行けないと思ったほうがいい。
ショーは撮影禁止。
ロボットについては評判通り
だったが、私はコンパニオン
のお仕事内容が印象的だった。
あの衣装でこんなことも・・・
笑えます。
18:44
ショーが終わって撮影解禁の
展示スペースへ出てくると、
すごい人だかり。
被写体は、一人乗りのこの
i-unit でした。
優美な車椅子という印象。
ひっそりと乗ってみたい。
18:50
トヨタ館を出ると、夢見る山が赤富士になってました。
19時過ぎ、会場を出る頃にはポツリポツリと
雨らしきものが・・・。
リニモから愛知環状線に乗り換える万博八草駅で、
名古屋行きエキスポシャトルを待っていたら、
雨がザーザー降りになってきた。脱出成功の気分。

雨の合間という割には昼は日差しも強く、天候はまあまあ。
風があるので、そこそこ爽やかな場所だった。

で、「どこがいちばんよかった?」とよく訊かれるのだが。
人気のマンモスは最初からあきらめていたし、わからない。
それぞれに、よいところがあったけど、xx館がいちばん!
というより、やはり万博。いろんな個性のパビリオンを
渡り歩くこと自体が面白かった。
やる気もコンセプトも完成度も見せ方もバラバラなんだもの。
気に入ったのは、同行者はクロアチア館、私はイギリス館だった。
企業パビリオンは、技術の使い方がモッタイナイと感じた。

企業も外国館も映像表現が目立ったので、その比較を楽しむのも
よいのではないかと思う。何をスクリーンにするかとか、大きな
スクリーンに数台の映写装置で歪まないよう継ぎ目がわからない
ように投影する工夫とか。皆が見えるような工夫とか。
グローバルハウスの超ワイドなシームレススクリーンや、三井・
東芝館のグランドオデッセイを見られなかったのは残念。

あと、「混んでた?」もよく訊かれるが、その答は、
混んでるところだけ激混みだが、他は大丈夫。
企業パビリオンやグローバルハウスを事前予約できれば
そんなに大変じゃないと思う。

休憩は、雨さえ降らなければ困らないが、雨が凌げるところは
ほとんどないと思う。食事は、リピーターはおにぎり持参で。

続く