違反キップの作成が終わると、供述書の作成に移った。
ヒマ人の私も、ここで長い時間を食われることに不安を
感じ「ここで供述書も作るんですか?」と訊くと、
「違反を認めないんでしょ。だから、供述書を作ります」
時間を気にしてる態度を隠して、従うしかなかった。
「スピードは何キロでていたと思いますか?」
「30キロは越えていたと思いますが、52キロは出ていないと思います」
「では、何キロくらい」
「それは自信を持って言えないので、数字はなしにしてください」
この要望は認められた。
「では、違反を認めず、出頭するのですね」
「します。いつですか?」
「12/25です。場所はここのウラに書いてあります」
特に、効果はないと思いながらも
「30キロを越えたからといって、捕まえるとは、非現実的だと思いませんか?」
「法律で、50ccは、30キロまでですから、捕まえます」
「幹線道路で、30キロ制限なんて認めたくないですね」
「免許証を取ったときに、そう納得してるはずですね」
黙っててもヒマなので、供述書を作成しながら、
とりあえず自分の言い分を言ってみる。
「では、ここにハンコか、なければ拇印を押してください」
「ハンコは持ってません。違反を認めてないので、
拇印を押すのも拒否します」
「では、サインでいいです」
こうして、青キップを受け取った。
しかし、よくわからないのが、
「この青紙は、受け取りたくなければ拒否してもいいです」
と言われたことである。
受け取らなければ、出頭場所も日時もわからない。
どういうことだったのだろう???
約30分のロスタイムの末、遅刻して、大和維新塾の塾長・大和干城氏と
合流。ことの次第を言うと
「交通機動隊じゃ、相手が悪かったね」と。
(続く)
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