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シリア市街戦:戦車と歩兵でゴリ押し競争




実際の軍事作戦を「1つの物語」としてドキュメントまとめする制作が開始され
た。
自由シリア軍側に脱走した元シリア政府軍兵士は、「アサド政府軍は戦意低い」
と日本人メディアに訴えたそうだが、これら映像から戦意の低さは感じられな
い。脱走兵の言葉とユーチューブの映像どっちを信じる? 
戦車が突き進んでくるとは思われないような狭路からもムリヤリ戦車を投入して
敵拠点に火力を集中。これがシリア政府軍の戦車市街戦。
さあ、歩兵部隊も、戦車に遅れをとらず進撃だ。
戦意高いぜ!と。
戦車がゴリ押し進撃をしているサイドの建物内から、歩兵部隊が並走していく。
戦車と歩兵の協同進撃作戦だ。
歩兵部隊の先頭は、敵の最前線から15メートルのところまで来たぜ、と戦車隊
に報告。ただ、ここには敵の迫撃砲弾も着弾している。迫撃砲の最短射撃距離
は、60メートルほどあるだろうから、敵は縦深陣地にしているのはわかる。
あまり近距離だと、迫撃砲は、真上に近い角度で射撃して自分の頭上に落ちちゃ
うリスクあるので、あまりに近い近距離射撃には不向きなのだ。
歩兵の前進に負けてらんないぜと、戦車がゴリゴリと行く。

「これ以上近づくと、戦車は敵RPGの餌食になっちゃうので、ここから先は歩
兵の任務だぜ」という臨界線まで到達。
臨界線に到達した数秒後。
正面ビル3階にRPG(対戦車ロケット)発射の煙が見える。
そして、このカメラがセットされてる戦車に命中。
2発目のRPGが発射された煙でまたビルが包まれる。
RPGを発射すると、このように射撃位置を曝してしまうことがよくわかるね。
ということは、RPG発射は、「撃ってこれにて撤退」という最後っペであるこ
と多々。
RPG弾2発を浴びて、乗員がすでに脱出しているT−72戦車を歩兵部隊の前
進拠点から見る。砲塔上面のハッチが2つとも開いてることから、すでに戦車兵
は脱出していることがわかる。
歩兵部隊の無線指揮所が、下の写真の右手前オレンジっぽいビルのところである
ことがわかる。
市街戦では、歩兵の方が、戦車よりこれほど前進した位置にいるんだね。
シリア政府軍、戦意低いという感じはしないぞ。
やはり、2発のRPGは、最後っペだったようで、
シリア政府軍歩兵部隊が突入しても敵は撃ってこなかった。
ヌスラ戦線は、この通路から撤退。
イスラム原理主義戦士、自爆も玉砕も死守もせず撤退。
戦死者を何人残してったかは、これから捜索。
シリア政府軍側の戦死は、BMP射撃手1名だそうだ。


参考映像1

参考映像2

参考映像3

 (このページのシリア戦争画像は、ユーチューブ等からのパクリです)

続く