活動出版関係のトピックス戦争・軍事

戦争を軍事的に語るという普通のこと




「アメリカの戦争」を軍事作戦面から語るという普通すぎることを、日本の紛争
地系ジャーナリストたちは毛嫌いして避ける。というわけで、戦場野郎を退職し
て10年以上になるカトケンにバブルの風。
月刊誌「EX大衆」2013年11月号で、アメリカ式の戦争のやり方について
4ページ。カトケン著書の表紙写真を4ページのトップ扉に使ってくれました。 
「EX大衆」編集部が、カトケンに依頼してきた理由は、この軍事本「イラク戦
争最前線」を読んでてくれたから。イラク戦争については、人質体験とか自衛
隊派遣関係とか机上の評論本とか、被害者のかわいそうな話とかはたくさん出た
が、戦闘を軍事分析した普通の戦争本は、日本人著書ではこの「イラク戦争最前
線」だけとのこと。


「イラク戦争最前線」(三修社)
「イラク戦争最前線」の中に掲載の米軍の作戦図。
現場戦争見物視点から推測して描いたものでしかも緊急出版だから、もっとちゃ
んとした学者肌の人により正確な作戦図を出してもらいたかったのに、軍事分析
本が10年たっても日本からは出ない。米軍発表の翻訳資料は出たが捏造が多く
てダメダメだった。
というわけで、
イラク侵攻の米軍の作戦を知るには、この「イラク戦争最前線」は唯一のお薦め
なのだが、値段が高いので薦められなかった。だけど今は、アマゾン中古本で安
く手に入るのでいいっかな。

戦争テーマにする人たちは、緊急出版の「イラク戦争最前線」なんかよりちゃん
とした軍事本を書いてほしい。軍事を無視して戦争を語らないほうがいいあっ、
ここで言う軍事本ってのは、兵器やメカその他公式発表のデータパクリ本ではな
く、実際の戦闘の軍事面の本のことね。