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さあ、イケイケだぜ。
次の拠点攻略を狙って意気揚々のシリア反政府ゲリラ部隊。 |

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間髪を入れず、突撃部隊を繰り出す。
ゲリラ部隊なので、命令系統はなく、勇敢な者が行く。 |
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とりあえず、前方の遮蔽物まで前進。
先の塹壕からここまで約60メートル。 |
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さあ、どんどん畳み掛けるように行くぞ! |

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ここから先、遮蔽物ないぞ。大丈夫か? |
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機関銃の1連射で3人やられてしまった瞬間。
先の遮蔽物からここまで約20メートル。 |

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戦友をやられてしまって、「この野郎!」
と塹壕に待機していた部隊が一斉射撃開始。
これも、射撃目標の観測なで冷静なものはなく、
感情と信仰に任せたイスラム射撃。 |

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感情的で信仰的なイスラム射撃は、自分たちの位置を敵に知らせる効果があっ
た。迫撃砲弾か擲弾が着弾。それにしても、初弾からうまく、塹壕に命中するも
んだ。射撃のウデいいなぁ、シリア政府軍。 |
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負け戦になったことがわかると、塹壕から勝手に退却する脱走兵がどんどん出始
める。さすが、イスラムゲリラ兵だ。 |
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もう、戦うことなんかより、逃げ出すタイミングをうかがって後ろを向いちゃっ
てる。その前に、こんなに人が溢れちゃう塹壕陣地、これヤバいよ。 |
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さあ、今がチャンス。戦線離脱だ。 |
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どんどん逃げてくね。
さすが、自由シリア軍、脱走も自由だ。
取り締まる憲兵なんかいないぜ。
軍規ある政府軍とはここが違う自由軍。 |
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負傷兵の手当をしている向こう側でも、
勇敢なるイスラム兵はどんどん逃げてく。 |
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塹壕のうしろとはいえ、こんなに身体を露出してちゃあ、
弾に当たるかどうかは、信仰心のみに左右されることになっちゃう。
(7分間の戦闘で、突撃班3人塹壕班7人が戦死)
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崩壊する戦線を紹介しましたが、陸上自衛隊ではこのようなことは起こりませ
ん。ここで、自由シリア軍戦術の問題点を上げましょう。それは、自由シリア軍
をイジメる目的ではなく、もうちょっとマシな戦いをできるための学習材料とし
て。。
1)この作戦は奇襲ではないようなので、突撃部隊を行かせる前に、威力偵察的
な準備砲撃をしながら、敵拠点の動きを詳細に観察しましょう。
2)塹壕の深さは、兵士が立った状態で全身が隠れる深さまで掘りましょう。
もしその時間がなかったら、土嚢や土入り弾薬箱などを積み上げてでも180セ
ンチくらいにしましょう。土嚢の場合、壁厚は1メートル以上ね。
3)塹壕の幅は、人がすれ違える幅にしましょう。
4)後方へ撤退するための交通塹壕も掘ってから作戦開始しましょう。
5)陣地構築に繊細な日本陸軍はこんなショボイ塹壕にはしないけど、突撃はし
ちゃう可能性あるのかな。
6)軍隊の局地戦実力は、塹壕陣地を比較すればわかります。
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参考映像
(このページのシリア戦争画像は、ユーチューブ等からのパクリです) |