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戦車兵神博行の自衛隊チェック75

(丘珠・部隊、車輌)


『野外炊飯具1号を使って料理する』


 丘珠駐屯地では毎年、駐屯地開庁祭で『豚汁』を作り振る舞ってくれる。その
豚汁を作ってくれる隊員、ちなみに豚汁を配食してくれる時はヘリなどが展示訓
練をしている最中なので私は食べていない。

『丘珠駐屯地に駐屯している部隊』


 北部方面航空隊が駐屯する丘珠駐屯地だが、手前に整列しているのが駐屯地業
務隊。
 青い隊旗が航空科部隊、こんなに近くしかも横から部隊を見れるのは滅多に無
い、どこの駐屯地も大体観客正面か背後から部隊を眺める。
『着剣、取り剣』


 国旗に対し敬礼する場合、小銃に銃剣を着剣し着剣捧げ銃をする、その時『着
け剣』の号令で小銃を持つ隊員が一斉に着剣する。
『取り剣』も概ね着剣の逆順で行う、さてこの写真は着剣?取り剣?。
答えは取り剣でした。
『着剣捧げ銃』


 国旗、国歌に対して最高の敬礼である着剣捧げ銃を行う。
写真をよく見ると挙手の敬礼をしている者も多い、彼等は小銃を持たない隊員で
多分拳銃を携行しているのだろう。
戦車隊員の場合、装填手が小銃を携行しているが、車長は拳銃、砲手と操縦手は
短機関銃を携行している。
捧げ銃の場合、装填手は吊れ銃をおぎ紐調節をして立て銃にして準備するが、短
機関銃を携行している隊員は吊れ銃の態勢でいる。
知らない隊員だと短い銃でも捧げ銃をすると思うだろうが、吊れ銃の敬礼を行う。

ちなみに警営隊が国旗に敬礼する場合、警営司令が小銃を吊れ銃の状態で吊れ銃
の敬礼をしているのは、『警営隊の敬礼』なので一般の場合と違う。 私はこの
駐屯地の式典で国旗に対して敬礼をする時は姿勢を正す敬礼を行った、敬礼にも
沢山の種類と時と場合でちゃんと決まりがあるのです。
『丘珠駐屯地で活躍する8輛の車輌』


 丘珠駐屯地内で使われている車輌だが、航空科独特の車輌ばかりである。他の
陸上自衛隊ではちょっと装備されていないタイプの車輌。
『各種の車輌』


 航空機や飛行部隊を直接支援したり、野外での支援を行ったり、駐屯地や空港
での事故や火災に備える治安車輌が現れた。
『タンクローリー』


 航空機を直接支援する車輌で燃料タンク車、通称タンクローリーである。もち
ろん航空機の燃料補給する車輌だ、最大放出量は1分間に約400リットル、ド
ラム缶2本分である、7200リットルの燃料が積めるそうだ。

『発電装置』


 この高機動車に積載された発電装置は航空機のエンジン始動や各種点検用に使
用される、ケーブルを素早く出し素早くしまってしまったのでこんな写真になっ
てしまった。
『管制気象隊』


 野外で活躍する車輌で、管制気象隊所属で気象台などからの気象観測データを
処理し、飛行中の航空機や飛行部隊に知らせる。
上部に付いている丸いアンテナは衛生受信アンテナ。
『航空野整備隊』


 航空野整備は野外の航空機を整備する部隊。
この車は小型クレーンも装備し整備用器材が装備された車輌である。
縁の下の力持ちの部隊だ。
『除雪車』


 冬季間の滑走路などを除雪する、重要な役目の除雪車。
札幌市内ではちょっと見られない排土板を持つ大きな除雪車だ、時速40キロか
ら50キロで走行しながら除雪する、特徴は前面だけで無く側面にも排土板があ
ることだ、そして桜のマークもマーキングされたれっきとした自衛隊車輌だ。
 小レッカーと呼ばれている除雪車だと聞いたが間違いだったらごめんなさい。
『除雪車』


 これは…、街では走っていないし、前面の黒い部分がブラシの役目を果してい
るようだが名前は不明。
『消防車』


 駐屯地だけでなく丘珠空港の消化活動を担うのも任務だ、そのため他の駐屯地
に無いタイプの消防車が配備されている。
大型消防車1台、救難消防車2輛これは航空機火災や航空機事故に対処する、計
3輛が配備され5名一組を基準に24時間勤務につている。
『救難消防車』


 この救難消防車1型は水と薬液を合計2千リットルを搭載できる。
『救難消防車1型』


 そして上部に放水装置をそなえているし、27メートルの消化用ホースも付い
ている。
『放水』


 そして初期消化に最も威力を発揮するのは上部の放水装置、通称ホーランドで
ある。
 最大放水距離48メートルである、凄いね。

続く