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自衛隊の駐屯地にある「−−−にまつわる霊」を供養して建立された慰霊碑。 旧軍以来、自衛隊にも怪談がつきもので、その種の話はどこの部隊や駐屯地にも 必ずある。 私も、駐屯地での心霊体験を語ると尽きないくらいである。でもこんな慰霊碑は 今まで見たことない。 決してふざけて建立した物ではない。私は、この部隊の知り合いに早速取材した が、この種の話ならいくらでも話してくれるものなのに、なぜか皆「知らない」 という。そのほうがかえって怖かった。 この慰霊碑のある隊舎に関してひとつだけ不思議な体験を私もしている。 |
この隊舎のある駐屯地の演習場側外柵沿いに戦車の分駐場があった。戦車の整備 を終わり、なにげなく戦車に座りながら駐屯地を眺めていると、隊舎の屋根が1 つだけ黒い。隊舎の屋根は青と決まっているのだが・・・。雪が積もって白くな ることはあっても黒はない。よく見ると、烏の群れがその隊舎の屋根に乗って いたのだった。気持ち悪いなと思ったのを覚えている。 |
私が初めて商業誌に書いて原稿料を貰ったのが自衛隊での怪談だった。 この種の話を自衛官時代に多数聞いたので、いつか発表したいと思う。でも「東 長崎機関」には発表しないかも? ここで1つ注意。怪談心霊スポット好きの人が多いですが、自衛隊にいくら幽霊 が多くても深夜駐屯地に侵入したり、観光気分で見学に行かないように。柵を越 えて侵入すると警務隊に捕まりますし罪も重いのでやめましょう。それに、幽霊 に遭える可能性は少ないので! |
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